Win-CL さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
一期のファンをぶん殴る為に作られたアニメ
世間ではそれぐらい悪意に満ちた作品だと言われてますね。
自分も一期のファンであり、二期の出来の酷さには閉口しました。
ストーリーもキャラクターも下の下です。
提示した謎は放りっぱなし。本来の目的も解決していない。
好感の持てるキャラクターが殆どいない。
(PPPのライブシーンだけは良かったです)
一期ではフレンズたちの中にあった問題を、かばんちゃんが知恵を使って解決、みんなで笑顔になって次へ行くという形でした。
しかし、この二期ではそれを表面上でなぞっているだけの完全な別物のような印象を受けました。
なんのフレンズか分からない状態でもジャパリパークの仲間として扱われ、最終的には“ヒト”が“ケモノたち”に認められた素晴らしい結末だったのに相反して、今作ではギスギスとした展開がつきまといます。
キュルルとアニマルガールの間にも。
そして、アニマルガールたちの間にも。
けもの“フレンズ”とはいったいなんだったのかと。
そう疑いたくなる内容です。
一期に他のフレンズの髪を引っ張るような暴力行為に出たフレンズはいましたかね?そうげんちほ―のライオンとヘラジカのいくさごっこでも、そこまでのことはしていなかったと思いますが。
更に結局一人のまま、人間を待つイエイヌや
セルリアンを倒すためだけに使い捨てにされたアムールトラなど
その扱いについては吐き気を催す邪悪といっても過言ではありません。
シナリオにはアマチュアの自分ですら、もう少しマシな終わり方があったのではないかと思えるほどの出来でした。
一連の騒動の結果を無駄に引き摺った結果、この様な忌み子を産み落としてしまったスタッフたちに、この汚名は一生付きまとうのではないかと。
平成最後にとんでもないことをしでかしてくれました。
何年も人々に愛される巨大コンテンツになる匂いがしていたのに。
もったいない。実にもったいない。
どうぶつビスケッツやPPPなど、一期で一気に人気の出た声優さんたちには、他のアニメでより出世していけることを祈ります。