Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かわいさ500%の五つ子ラブコメ!
この作品の原作漫画は未読です。
この作品を視聴するかは声優さんで決められる典型的な作品だったと思います。
主人公の上杉 風太郎役が松岡禎丞さん
風太郎の妹…らいは役が高森奈津美さん
これでも中々の布陣だと思うのですが、この作品にとってこれはまだ序の口です。
メインヒロインを演じる5人の声優さんが半端ないんです。
中野 一花:香菜ちゃん
中野 二乃:あやち
中野 三玖:伊藤美来さん
中野 四葉:あやねる
中野 五月:いのりん
どうです…この主役級の声優さんを惜しみなく投入した最強とも言える布陣は…
この声優さんの配役によって、この作品の魅力が何倍にも増したと言っても過言ではありません。
こういう作品に巡り合えると、アニメを好きで良かった…
まだまだニワカですが色んな声優さんを知って良かったと心底思います。
だからこの作品には期待しかありませんでした。
きっと視聴のハードルも勝手に相当引き上げていたに違いありません。
それでも十分堪能できたと思える作品だったと思います。
少し言葉に勢いが足りない気もしますが、その理由は後述します。
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。
ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!!
全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!!
最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!?
毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る可愛さ500%の五人五色ラブコメ開演!!
公式HPのintrodductionを引用させて頂きました。
まぁ、ぶっちゃけると上杉風太郎のハーレム物語…とも取れる作品です。
私はハーレム系は嫌いじゃないので楽しめましたが、苦手な人は抵抗があるかも…
でもそれを差し引いても中野家の五つ子の持つパワーは半端ありません。
問題児ばかりなので、風太郎が彼女たちの信頼を勝ち取るのは容易なことではありません。
天真爛漫…自分勝手…五つ子もやりたい放題なのですが、彼女たちの一挙手一投足が堪らなく可愛いんです。
それは、彼女たちを演じているエンジンが超高性能だから…
キャラの特徴がしっかり押さえられている上、押しどころ、引きどころも完璧…
しかも大好きな声優さんばかりなので、もう見惚れ聞き惚れるしかありませんでした。
だから声優さんの魅力を余すことなく堪能したい方には堪らない作品だと思います。
キャラデザも美少女を謳い文句にしているだけあって申し分無し…
唯一難があるとするなら物語そのものだったような…
決して面白くない訳じゃないんです。
悪く言えば中途半端…だったのかな?
まず1クールという尺が合っていなかったと思います。
風太郎と五つ子はもっと喧々諤々やって良かったと思います。
反発し合えばし合うほど、その後の展開の深みが増すと思うので。
ところが、1クールである程度の落としどころを見い出したらこんな感じになりました…
という感じがどうも否めなかったんですよね。
特にそれを感じたのは最終話でした。
どうしてあんな構成になったのか、正直今でも良く理解できていません。
続編への布石…だったら理解できなくも無いのかな?
きっと原作はそんな事ないんだと思います。
だから2クールくらいの作品として描いてくれていたら、きっと印象は全然違ったんだと思います。
そう考えると、個人的には勿体ない作品だったという印象です。
レビューの冒頭で言葉に勢いが無かったのもこれが原因でした。
そんな中でも五つ子ちゃんは輝いていましたし、松岡さんの演技も完璧だったと思います。
この作品に対する私の見方が歪んでいるのかもしれません。
皆さんのレビューを是非参考にさせて頂きたいと思います。
オープニングテーマは、五つ子ちゃんによる「五等分の気持ち」
エンディングテーマは、内田彩さんの「Sign」
オープニングの入りはまさにこの作品ならではだったと思います。
ですが個人的に好きだったのは内田さんのエンディングでした。
優しくて…でもどこか哀愁漂う旋律にKOされた感じです。
1クール全12話の物語でした。
とにかく声優さんが豪華なので、声優さんの演技だけでお腹いっぱいになれる作品です。
この先…何でもかんでも五等分という訳にはいかなくなると思います。
今は良いのかもしれませんけれど…
その決断の先が楽しみな作品だと思います。
そこまでアニメ化されれば申し分ないんですけど…