大重 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
思い出深い傑作のアニメ化、ですが…。
1話感想
世の中に、時間物の傑作は非常に多いと思っています。
ループものまで含めるとまどか☆マギカやRe:ゼロなど大変幅広くなってしまいますが、時間物は、セーブ&ロードを繰り返すゲームと非常に相性が良く、ゲーム原作の時間物の傑作は数多いと思います。
その中で特に代表的な傑作が、以下だと考えています。
Desire → YU-NO → Ever17 → シュタインズゲート
そうした歴史的傑作であり、個人的にもPC-98でやった最後の傑作であり、心の一本。
そのアニメ化。…ということですが…。
古いですね…。いや20年前の原作なんだから仕方ないんですが、キャラの髪色、髪型、服装から古い。物語の作り方も古い。いやあの時代はこうだったんだよ…。原作通りなんですけどね。
単純にアニメの出来としても良くないのは確かです。作画も綺麗とは言えない。
そもそもゲームにして映える題材を一本道のアニメにしたら劣化は否めないのですが、その差をカバーできる脚本力、構成力があるかは…難しそうかな。
でもまあ、でもどんなクオリティでも良いから見よう、と思います。もう懐かしいだけで良いじゃないか、と。
…なんだか自分の若い頃を見せられるような、恥ずかしい気分になるのは何なんでしょうね。
このモヤっと感を含めて楽しみたいと思います。
4話あたり感想
途中のあゆみさんが死ぬシーンの改変で萎えました。
なんですか、あのあの手この手で自殺する姿は。
シュタゲでまゆりをどうやっても助けられないシーンを彷彿とさせますが、世界線により運命が確定する設定はシュタゲの設定であってYU-NOの設定ではない。後発の作品に影響を受けてどうする…。
スタッフは本当にYU-NOの設定わかって作ってる? 大いに不安になりました。
作品ってのはもしかしたらリアルタイムに出会わなければ、本当にその作品を真に楽しむことができないのかもしれません。ちょっと前のSFって今より未来の設定なのにスマホも無いの? とかなりますしね。
だから本当に良くアニメ化できていたとしても、最新の作品に比べて楽しめないかもしれません。だとしてもこれは出来が悪すぎる。見続けるのが辛くなってきました。