たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ペットセマタリー
スティーブンキング原作のペットセマタリーというホラー映画をご存知だろうか?
よく日本や中国の映画では、「お盆」という習慣があるので、死者が蘇ることは美徳とされてご先祖様を含めて子孫繁栄に繋がるとされているので、亡くなった家族との再会を感動するヒューマンドラマとして捉えるとされる。
しかし、西洋ではキリスト教において御法度の禁則事項であり、スティーブンキングの作品においても、「死者の眠りを覚ますことは神への冒涜」であるとされるので、ペットセマタリーや呪われた町では、復活した人間は狂気に満ちた人間の感情を持ち合わせないゾンビとして捉えられる。
ペットセマタリーは今年リメイク版が公開されるが、死者が蘇ることは、たとへ不幸によって失ってしまった愛するものであったとしても決して許されない禁断の行為なのだ。
これほどまでに文化や宗教の違いで価値観がまったく違うことに驚くでしょう。
この「あるゾンビ少女の災難」では、そんなハリウッドスタイルのB級ホラー映画の匂いが漂ってくるだけでなく、割と中堅以上の声優を起用して豪華さを演出していますが、アニメーションクオリティーはかなり低めであると思われます。
グロテスクなシーンもハリウッドのその手の映画をアニメにしただけとも捉えられるので、批判が殺到するのも無理ないかと思われます。
しかし、定期的にこういった企画は80年代からあがるので、ハリウッドが最近ホラーブームなのでそれに乗っかっているということではあると思います。