スライムベホマズン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
面白すぎる
原作は未読です。有名タイトルなので視聴前から期待はしていましたが、まさかここまで面白いとは思いませんでした!毎話お腹を抱えて笑うくらいハマってしまいました。とにかく話の広げ方、キャラクターの見せ方が素晴らしいです!
格式の高い学園の生徒会会長を務める白銀くんと副会長を務めるかぐや様が、お互い好意を持ち意識しつつも、それぞれプライドの高さから「自分から告白することは負けである」という思考に陥り、「如何に相手に告白させるか」という頭脳戦をコメディに描く物語となっており、1話につき3つくらいのショートストーリーで構成されています。ジャンルはラブコメですが、ほとんどギャグアニメです!テーマはわりとシンプルで、話の内容もちょっとしたゲームをしたり、相手の連絡先を聞き出そうとしたりというよくあるシチュエーションですが、それをうまく広げ頭脳戦に発展させていく流れは本当に凄いです。
キャラクターも魅力的な人たちばかりで、特にメインとなる生徒会メンバーの4人はすべてを愛せます。主役となる白銀会長とかぐや様は初めの印象からどんどんポンコツになっていき、お可愛いです。特に男である会長はまったく嫌みの無いキャラだったのが良かったです。その2人が頭脳戦をやってる中、そうとは知らず踏み込んでくる天然カオス要素、藤原書記ちゃん。彼女が展開を斜め上に運んでくれます!そして唯一の後輩でありネガティブな性格の石上会計。ここぞという時の彼の弾けっぷり好きです。この4人はまさにゴールデンメンバーです!
最も笑った回は{netabare} 7話のちんちん回で、藤原書記がかぐや様を笑わそうとするためにチンチンを連呼するという非常にくだらないお話なのですが、不覚にもやられてしまいましたw まさかここに来てTNTNで大笑いしてしまうとはw{/netabare}
またギャグだけでなく、切ないシリアスなお話もグッときます。特に{netabare}ラストの花火回は最高で、かぐや様に花火を見せるため奮闘する生徒会メンバーに胸が熱くなりました。会長は自分がとった行動を黒歴史と呼んでいましたが、好きな女の子のために全力を尽くしたあの行動は本当にかっこよかったよ!そして、11話・12話の「花火の音は聞こえない」というサブタイトルも、「家から出られなくて花火の音は聞こえない」から「心臓の音が邪魔して花火の音は聞こえない」と、意味を逆転させていたのも感動でした。11話のAパートCパートの勝敗結果が同じ内容なのに、まったく違う印象を与えていたのも印象的です。{/netabare}
1話でハマり、回を追うごとに面白くなっていったので、最後まで飽きることなく観ることができました。会長とかぐや様にははやく恋人になってほしいと思う反面、この生徒会によるドタバタ劇をいつまでも観ていたいとも思いました。