ひとりよねり さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
告った方が負け!?これは、とある二人の(恋愛)頭脳戦である_________
※このレビューには、軽いネタバレが含まれます※
どうも、にわかアニオタです。
平成最後の冬クールの、その終盤に当たる三月に無事この作品を見終わる事が出来ました。原作はヤンジャン、今期で一番好きな作品です。そしてこのレビューはAnother以来2週間ぶりのレビューとなります。
ここの所Twitterの定期更新と、過去作品の視聴を掛け合わせながらネットをさ迷っていたので、アニメレビューを書くのに少し時間がかかっていました。(とある、やが君、どろろ、五等分、はるかな、バカテス、アカ斬!等々......)
さて、前置きはここまでとして、本作のレビューといきましょう。
【ストーリー】
お互いにプライドが高く、素直になれない二人の恋愛頭脳戦という斬新なテーマ、キレのあるパワーワードの連発、それを盛り上げる個性豊かなキャラ(後述)といった三要素が上手く噛み合った、視聴者を飽きさせないラブコメになってました。テンプレにハマった安っぽいラブコメが多い中、このアニメは良い意味で突き破ってきました。心理描写はユニークながらも細かに描写され、熱いナレーションが臨場感を上げています。またいわゆる『おそ松さん』方式で、一話一話が複数の短編エピソードで構成されているので、テンポよく、ダレる事なく観られるのも高評価です。
【作画】
言うまでもなく、終始抜群の安定感でした。3話ED(CG?なんちゃって手書きww)についても言えますが、原画枚数の使用が恐らく非常に多く使われていて、キャラの髪の動きといった微かな動きも上手く再現されています。SAO三期を同時期にやってた会社と思えないくらい、お金かけてる印象でした。
【声優】
比較的若手が多いながら、全体的に演技力が高かったと思います。どの方もキャラの性格が滲み出るような演技をされた人がほとんどでしたが、個人的にはハーサカさんの声優さんの演技が好きでした。
【音楽】
非常に力が入っていたと思います。OPは(超大型新人アニソンシンガー?)鈴木雅之さんが歌う昭和歌謡曲風のOP。絶対飛ばしてはならない文句なしの神曲であります。意外にも噛み合い過ぎて脱帽。
EDは二種類あります。まず通常EDの方から。普通にラブコメらしくて良かった気がしますが、良曲という訳ではありませんでした。
では続いて三話のEDから。千花ちゃんが生徒会室で踊る中毒性MAXの曲調と歌詞と振り付け。アニプレックスで公開されてるED映像は、700万再生突破。聴いてない奴は今すぐYouTubeへドーンだYO!!!....以上。
【キャラ】
とにかくキャラが魅力的。ネタバレせずに、軽くご紹介。
白銀会長、好きです。プライド高いけど、実はお人好し。ラブコメ主人公として好感の持てる性格の持ち主だと思います。
かぐや様、お可愛いこと。こちらも白銀会長と根本的な性格が似てます。冷徹っぷりと女性っぽさを加えればかぐや様になります。照れた時は勿論、風邪引いた時は、お可愛いこと......
藤原書記。いえ、千花様。かぐや様を超えた作中屈指の人気キャラでいらっしゃる。優しくて、おっとりとした天然キャラであられる。どの場面にいても(心に)萌える、(心が)燃える。まさしく作中随一の天使であられるのであーる。
石上会計。やたらとネガティブなキャラ。本当にこいつ大丈夫なのか、いやダイジョバナイ。お前みたいなクズはニートのまま生きろ。学校行ってないで、さっさと帰れ。一生寝て過ごせぇ!(決して嫌っている訳ではありません)
早坂愛。僕が一番好きなキャラです。藤原書記も捨てがたいですが、こちらも捨てがたいキャラです。かぐや様んとこの若いメイド。クールなキャラのはずなんですが、どことなく醸し出す雰囲気が可愛いすぎ。軽く死ねますね。僕は結構やや釣り目のキャラが好きなんですが、この人はそれに思いっきり該当します。どれくらい可愛いか?観るか観ないかは、あなた次第です............
他にも何人かキャラがいますが、よく出てくるキャラはこの五人でしょう。あとは実際に観てみて確かめやがって頂きたい。
【総評】
斬新で、総合的にクオリティの高いラブコメ作品。腐りまくった原作付きアニメ(特にラブコメ)の中で、割と輝いている作品。観てみる価値は十分あり。