ゲリオ さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
クソアニメの代価はロボアニメの消滅?
う~ん。視聴を終えた感想は残念の一言。
最初から期待していたわけではなかったが予想を更に下回る結末だったか。
ぶっちゃけこれより酷いアニメはいっぱいあるだろうけど、最近は全てのアニメを追うことができずクソアニメと呼ばれるものを最後まで完走することができない。
なので自分が完走したアニメの中では本作が最クソということでクソアニメ判定である。
第一、シナリオがなにを伝えたいのか分からない最クソ具合。
主人公のユウキ姫が行動を起こす度それが裏目に出て犠牲が拡大する繰り返し。
それでも懲りずに「争いは止めて!」を連発するクソ無能。
なにが「私がこの星のみんなを笑顔にする!」だ。
こんだけやらかして笑顔も何も無いだろうと。
シナリオのダメっぷりに比例してキャラクターの酷さも最底辺に堕ちた形。
また、本作はユウキ姫の王国側とは別視点で、もう一人の主人公ステラを中心とした帝国側のストーリーが交互に描かれるのが一番特徴であった。
しかしながらこのコンセプトは結果としては失敗に終わった感じ。
ただでさえ一方のシナリオも満足に描き切れてないものを、週替わりで視点を変えてしまうものだから元々薄っぺらい話が更に半減してしまっていた。
ダブル主人公は最終回に至るまで交わることは無かったし、その結末もあまりにご都合主義で納得いかないモヤモヤ感だけが残った。
モヤモヤ感については詳しく説明することもできるが長く語るほどのストーリーでも無い気がするので割愛させていただく。
そもそもロボアニメ自体が余程工夫しない限り成功しないのが昨今のアニメ事情。
戦争を描きたいだけなら兵器を巨大ロボットにする必要はないわけだし。
今のアニメファンにとっては等身大のキャラが武器なり魔法なりを使って生身で戦う方が余程盛り上がる。
もはやロボを必要としてるのは"スーパーロボット大戦"の制作者だけだったりして…
今が時代の変わり目、昭和と平成を支えたロボットアニメもそろそろ消滅するときが来たのかもしれない。
これがタツノコプロ55周年記念作…
ずばり時代遅れのタツノコらしいアニメだったね。
監督は同じくクソロボアニメで話題になった"輪廻のラグランジェ"の人。
かつての汚名を晴らすべく再びロボアニメで勝負したい気持ちだったのか、結果としては汚名に再び泥を塗る格好になってしまったかな…笑