大重 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
少女たちの過酷な運命に、強烈に引き込まれました
1話感想:
これはかなり面白い。気に入りました。
作画とか構成とか、全般的にレベルが高いですね。
ヒロインの四人は見た目が可愛い上に内面も可愛くて好感も持てます。
目的もわかりやすいし素直に応援できます。
コスチュームもエロスでイイね!
特に東郷さんの衣装が素晴らしい。変身後は足が動いちゃったら微妙、と思っていたらああいう形で移動できるようにするとは。
格好いいし美しい。ぷらぷらした動かない足にグッときました。
障害者ヒロインというのは実に素晴らしいと思いますが、障害者を~みたいな嫌な人が湧いてでたら嫌だなあ。
障害者出てきたら差別だ、みたいな短絡的な考えをする人はソッチのほうがよほど差別だと思います。
描き方もちゃんとしていますよね。
バトルは初回は面白かったけど、封印→核破壊のパターンが決まっているとワンパターンになりそうで不安。まあ12体しかいないのにもう4体終わってるなら飽きる前に最終回になりそうですが。
全話感想:
色々言いたいことはあるけれど、傑作だったと思います。
無垢な少女たちがその身を捧げながら戦う展開はあまりに酷く悲しく、実に胸に来る素晴らしいものでした。
ただその素晴らしい展開が最終回はご都合主義で万事解決とか…。良かったとは思いつつも、納得いかないものも。
まあいろいろ解釈して擁護すれば、なんとか納得できる感じですね。まだ続くようですし、続編に期待しましょう。
以下ネタバレ感想。不満点と解釈。
不満点1:東郷さんの暴走はどうかと。愛国少女だし国に身を捧げる覚悟はできてるんじゃないの?
解釈:鷲尾須美は勇者だったけど、東郷三森は恋を知って女の子になっちゃったんだよ。女の子にとって、好きな人を忘れる、忘れられることは世界が滅ぶ以上の恐怖だった。
不満点2:最後全部治ったのはご都合主義すぎるんじゃないの?
解釈:勇者を辞めることで元に戻れるように、大赦の技術者が頑張ったんでしょう。だって皆可愛くていい子だし、不幸になってほしくないじゃん。大赦の人も同じでしょう。
表面はハッピーエンドだけど、バーテックス放置で最も適正が高い勇者ですら失敗して大ピンチ。バッドエンドとも解釈できる。
友奈だけはまだ勇者で、味覚が戻っていないかもしれない。
…なんて解釈していまいたが、その後のインタビューではただのご都合主義だった様子。がっかりです。