べるちん さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タツキワールド
賛否あると思います。
一言でいうならば「みんなの好き」をみつけるために
王道を王道のまま素直に表現したアニメ
制作委員会などが絡んでいないこともあり
相当な低予算で作られたアニメでもある
当初変わったCGアニメやってるなーくらいの気持ちで視聴を開始
3話までみても意味がさっぱり
ここはどこなのか なぜ戦うのか あのケムリなんなの?みたいに
わからないことだらけ
主人公の男の子のこも過剰演出というか
少しイラっとするレベルで
見ず知らずのやつらになんでこんなにやさしくできる?
いい人アピールなの?くらいの感じでまったく感情移入できませんでした。
なのになぜか視聴を切ってないってことはきっと面白いんだろうなぁ
くらいの気持ちで見続けてはいたのですが
11話目にして10話分の伏線をすべて回収するという
これまでの認識を根底から覆す荒業を何の違和感なく導入
エンディングの入りには鳥肌ものの演出
点が線になるという感じでしょうか まくりかたうまいなぁって
思っていたと思います
最終回もこれぞ王道だよねぇてきな感じで私の視聴は幕を閉じたのですが
ふとツイッターを見てみると ケムリクサがワールドトレンド1位?
アマゾンプライムDVD売り上げ1-3位を独占?
そんなおもしろかったか?とか思いながらも
なにがそんなに面白かったのかが気になり色々な人の感想を見てみると
めぐらされていた伏線とその回収は1週目の時点で私が理解していたのは
4割程度 ながらみしていた回とかもありもう1週することに
見える景色が変わるとはこのことで
ことの細部まで丁寧に作りこまれていて
なるほどそういうことだったのかの連続でした。
1週目ではよかったなぁ程度だったんですが
2週目は完全に心奪われてました。
視聴し終わった方ならわかってもらえると思いますが
11話と12話のエンディングでは不覚にも泣かされちゃいましたw
あんなにイラついてた主人公にもちゃんと理由があったと思うと
完全に制作サイドの思うつぼですね。
満足度というところで 私としては4.5くらいつけたいんですが
声優さんは小松さんにおんぶにだっこ状態になってしまっていたのと
戦闘シーンの作画などを評価しろといわれてしまったら
どうしてもこの点数になってしまいます。
最後に
100万回くりかえされたレベルの王道ものですが
王道がなぜ王道といわれているかを思いださせてもらえたアニメでした。