プクミン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
こんな経験はしたくない
ざっくり説明。
文化研究部に変わり者5名が集まり、異常現象を体験する物語。
体験内容は、人格入れ替わりから始まり、{netabare}『欲望解放(その時思ってた欲望が増幅する感じ)』、『時間退行(体も精神も記憶も○歳時になる)』、『感情伝導(思っている事が他の人の脳裏に声として聞こえる、テレパシーみたいなもの)』{/netabare}と、なっている。
ただこの現象は自然に起きたものでは無く『ふうせんかずら』という訳の分からないモノによって引き起こされている。
全17話と、話数としては半端ですが、物語は一応完結してるんで大丈夫。
ちなみに『コネクト』とは「連結する」「接続する」「繋げる」っていう意味だってwikiに書いてあった。
さて、実際見終わってみてどう思ったか。
まあ普通の人なら、こんな状態が1週間も続けば、ストレスでどうかなりそうではある。
しかし、この作品に出て来るキャラ達は、普通にしすぎてて、せっかく人間関係をテーマにしたと思える作品も、違和感を感じてしまった。
部員が男2女3、そして学園ものとなれば、恋愛はつきものだね。
男女の人数が合わないから、ある程度予想つくね!!
{netabare}
そんな分かりやすい人間関係でありながら、精神的に疲弊したのは永瀬のみ。
『ふうせんかずら』は「面白い」という理由から5人に実験的な事を行うが、最後の方で「これで終わりです」という言い方が「面白い」という理由で行われていた訳では無いんじゃないかな?と思いました。
最終的に主人公の『太一』は『永瀬』に振られ『稲葉』と付き合う。
これねぇ~、こっちの女がダメだったからあっちの女へ。
いいの?それで!!
現実には結構ある話だと思うけど、それアニメでやる??
スクー○デイズの伊○誠並みだよ!?
それとアニメタイトル『ココロコネクト』これ、心の連結、心を繋ぐとか、そういう意味だと思うけど、『ふうせんかずら』のお陰でもうみんなバラバラだよっ!!
いや、実際これリアルで起こったら相当きついと思うよ??
「いつ人格入れ替わりが起こるのか!?」と緊張して寝るに寝られないと思うし、
「いつ体が何歳まで戻るか分からない!しかもその間の記憶もない!一体いつまで続くんだ!?」と、胃痛不可避。
「感情伝導!?離れていても勝手に伝わるだとぅ!?しかも都合の悪いとこだけ部分的に伝道してる!!」
何より一番の問題は、こうした現象が1つ終わってもまた別の現象が起きてしまうから絶望してしまいそう。
なのに、この作品のキャラ達はそうならないのが違和感。
{/netabare}
ただ、全体を通してみると、一度は考えた事があるかも知れない人の願望を作品にしたんじゃないかな?とも思えなくもなく、見ていて不満はなかったです。
{netabare}
男→女の体、女→男の体になってみたいとか
欲望のままに生きたらどうなるのかとか
昔に戻れたらとか
相手の本音が分かればとか
{/netabare}
キャラに対してどう思うかで、この作品に対する好みが大きく分かれると思っています。
妹の出番、もっと多くして欲しかったなぁ~~。