ジャスティン さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
5pb原作ゲームのオリジナルアニメ
【視聴きっかけ】
視聴したいとはずっと思ってはいました。
ですが、私そこまでSF系は見ないんですよね
SF系は「ソードアート・オンライン」や「魔法科高校の劣等生」
ぐらいで意外と視聴するコンテンツがまだまだところがありました
アニメ業界の中でもこの作品は有名ですが、
現在に至ると、もう結構古い作品となってしまい
「今期のアニメを見ようかな?」とか
「日常系見るか..」的な感じで結局スルーをしていました
今回見ようと思ったきっかけは、
春アニメに出てくる作品の中で原作美少女ゲームの
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」が始まるらしく、これはエルフさんが開発したらしいんですが、アドベンチャーゲームといえば、
MAGES.こと5pbさん原作ゲームのアニメの共通点から
視聴しようと思いました。
実際他の実績で「プラスティック・メモリーズ」もあるので
ストーリーは少し期待をしています
【良い点】
■タイムマシンやジョン・タイターなどオカルト系の話だが、しっかりと1クール目に説明が出来ている
この作品の良いところというのは沢山あるけど、
そもそも何故自分が考察してアニメを見れたのか?と考えると
1クール目で一番最初のDコードの話やタイムマシンといった専門用語を
視聴者にも分かりやすく表現しれくれたことです。
下記の感想でも触れるけど、これは本当に凄いことだと思っています
アニメあるあるパターンの「なるほど、わからん」状態が全くなかったこと
確かに分からないこと = 伏線みたいのは確かにあるけど、
実際に見て見るとそういうこと以外は全部話の内容が理解できた
■キャラの立ち回りが素晴らしい
よくよく考えたら、キャラの役割がしっかりとしていることに気づきました
例であげるなら クリスが岡部とタイムマシンやDコードなどの話をしていたときにダルたちが視聴者の役割を担っていたことである。
クリスと岡部たちには分かる話でも視聴者側からすると
全く分からないのである。
それは話を続ける上でも絶対に理解させて上げないと
視聴者がチンプンカンプンで何の話をしているかは分かるような分からないような見たいになりやすい。
そこにダルたちを入れることで疑問点を洗い出すことや、
何かに例えて説明してクリスがその答えをしていくといった
自分がラボのメンバーと同じ位置と一緒に考えながら話を見ることが出来るとは初めての体験でした。
「約束のネバーランド」も考察しながらやったけど、
全然こっちとはレベルが上位すぎて、
格段な差が生まれたことに気づきました
【悪い点】
■1クール見るのが正直いって見どころが少なくて辞めそうになってしまった
これも正直な意見です。
1クール目は基本のところばかり教えられるばかりで、
なんというか楽しさがなかった。
「アニメってこんな感じだったっけ?」みたいにはなった
後は、考察していくアニメなので、考えるのが嫌になって
3話から4話ぐらいに駆けて連続視聴が出来なかったです。
2クールは一気に視聴が出来たけど、
1クールは難しいかったです。
そこにきた救世主がいました。
そう、まゆりちゃんです。
まゆりがいなかったら絶対に続いていなかった
もう裏主人公じゃないかって思っていました。
未来ガジェットのラボメンがギシギシしてたからこそ、
まゆりがいたことによって緩和出来ていたといっても過言ではなかった
本当に助かりました。
いなかった絶対に2クール目まで見てなかったです。
【感想】
1話 - 3話
結構ミステリー要素が多い作品ですね
非科学的な現象を突き止めるために
必死に研究していく様子があるけど、
結局はどうしたいのがあまりピンときていない
(ジョン・タイター懐かしいなw)
そういう事件があったのは知ってるw
年代的にはちょうど都市伝説とか流行ってそうな時期に見えるのは
気のせいかな。すいません、勝手な偏見です
正直にいうと、最終ゴールが分からない
まだ1クール目の始まりだから当然かなw
予想はあまりしたくないけど、
若干「失われた未来を求めて」とかにも似ているような気がする
12話
まさかの展開に衝撃的で驚きました
「え!?、なんで?、何故?」みたいに
凄く戸惑ったのが印象深いです。
この展開凄く好きです。
まるで私が好きな「凪のあすから」の1クールラストみたいな展開
のような感じでこれが素晴らしいと思いました。
正直に言うと1クールはそこまでこの作品は
面白くなるのか?と思うと、そうは思わなかったです。
何故かと言うと、自分で考察しながらアニメを見るということは
面白い試みでもあるし、逆に言えば視聴者を置いていき、
全然よく分からない状況になり、結局はどんなアニメだったのか?
というと返答が出来ないようなアニメになるのではないか?
と疑っていました
だが、この作品は手のひら返しをしてきた。
1クールは、あくまで世界観や世界線、秋葉原はどういったところか
キャラの見せ方を基本から教えてくれたり、タイムマシンや
Dコードとはどういったものかを分かりやすく説明するために
あったのだと知りました。
それはつまり、1クールは基本的な専門用語を教えるチュートリアル
でしかなかったということです。
2クール目からがSTEINS;GATEの始まり。
運命に抗うことが出来ないから、無限ループな生活が流れていく
どうしても変えたくても変えたくても変えられないそれが必然なのだからと
どんなことでも努力した岡部 = 視聴者の気持ちとなり
難しいことは1クールで説明をしたので、すっと入りやすくなった
この作品は2クールなければ絶対成功しなかった作品でした。
アニメってこういう楽しさが好きです。