Makupaleku さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
3回目の挑戦にてようやく完走
まず始めにこの作品は所謂タイムリープ物で、同年にシュタインズ・ゲートやその前にはひぐらしのなく頃にが放送されていた時期であり、このジャンルの黎明期的年代でもあった。
シュタゲと色々類似点があり、中にはどっちかがパクリ?と言ったくだらない質問も見かける。
シュタゲの制作会社も、まどマギのライターも同じNITRO PLUS所属である。 同じ会社で別々の制作チームが似たレシピで違う料理を作った結果と私は捉えている。
パクリ云々を語るのはそれこそ時間の無駄であり、どんなアイディアや前例を拝借しても、それを別作品として結果を出すのはライターの力量で決まる。 高級レストランの一流シェフのレシピをそのまま素人が真似しても一定水準の物は出来るが、シェフを超えられるか否かはその人の能力次第。
シュタゲのライターも、アイディア元はYU-NOからとハッキリ名言している。 後者も名作であるが、シュタゲも負けず劣らずの良い仕上がりになっている。
まどマギも同時期に社内で練られていた構想を拝借したのかは定かではないが、お互い認知の元で作られてたと思うのが自然であろう。
さて、3度目の正直で本編を完走した感想を簡単に言うと
「馬鹿だなぁ。。」
主人公達が流行りのJKではなく更に年齢の低いJCにしてる所が免罪符かな。
一々考え方が幼稚過ぎて、中学生としてもあまりにも思慮なき軽率な行動に思える。 成熟した者から見ると、これが歳相応なのかすら判断も出来兼ねるが、多分こんなものなのだろうな、、と納得させた。
この一点で既に、今作品が成人向けではない事が分かる。
(以下キャラ名伏せ髪の色で書く)
{netabare}
ピンクは黒の今迄の行いを水の泡にして自己満足で終わるし、
青はこのまま歳重ねるとホストに貢いで病むホスト嬢みたいな性格だし、
緑はいきなりキャラ豹変して、青にふっかけてくるし、
黒は思春期の黒歴史的百合に目覚め、こじらせちゃった感じだし、
赤は、まあ。。。色々可哀想な立ち位置だし
黄が一番まともと言うか仕方ない設定だけど、早々と退場するし・・。
QBと言う口が達者な悪い大人に騙されちゃった女の子たちの末路と言った感じかな・・。
{/netabare}
作画も一歩下がってみると結構アップ絵以外はムラが激しいし、この作画で崩れるのだから、決して質が良いとは言えない。
描写の演出やBGMは特筆すべきものがあって、話の進み方も今迄の「魔法少女物」と言うジャンルに風穴を通してくれた事は評価に値する。
しかしながら、放送当時「この作品が面白いと思えないやつはニワカ」みたいな風潮がネット上で出来ていた節も否めない感じがした。 当時の衝撃補正がかなりかかっていると思うが、今になって改めて観ると色々違った評価になるような気もする。 それだけ当時話題性があった作品である事に疑いの余地はない。