U さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 - 続きは10月
トニー・ヴァレントのフランスの漫画(原題:Radiant)
2013年より単行本が発売、日本では2015年邦訳版が刊行
<主要登場人物>
・セト:花守ゆみり
見習い魔法使いの少年 出生はなぞ
・メリ:悠木碧
防御魔法を得意とする魔法使い
呪いにより強いストレスを受けると乱暴な性格(攻撃魔法)に代わる
・ドク:大畑伸太郎
小太りな魔法使いの男性 ネメシス研究者
呪いにより赤ん坊の姿に変貌するが魔法の薬で子供の姿まで成長
・アルマ:朴璐美
セトの育ての親 右腕が欠損 10年前以前の記憶がない
ネメシスという災いをもたらす怪物がいる世界で
見習い魔法使いの少年セトが冒険をしながら世界一の魔法使いになるストーリー(だと思う)
空から降ってきた大きな卵からネメシス(姿はいろいろ)が出現するのだが
ネメシスに触れた人間は死んでしまう、
助かったとしても消せない呪い(感染=人によって呪いは違う)で魔法使いになってしまう
一般人は魔法使いになってしまった人々を嫌い迫害したり虐めたりしてるのだが
ネメシスと戦えるのは魔法使いだけなのでネメシスが出現した時だけ助けを求めるという身勝手さ
魔法使いのアルマは10年前病院で目を覚ました時記憶をなくしていた
子供(セト)を庇うように倒れていたとの事だが見覚えがない
最初はしかたなくだったがセトが虐めから身を守るため魔法を使ってしまったことで
火あぶりにされそうになってからは親代わりとなり守り育てる
セトが安全に暮らせるよう気球のようなネメシスの観測拠点の機能を持つ飛行船で暮らしている
魔法使いは空中からファンタジアを集めることで魔法を使えるようになるのだが
ファンタジアを集めるためには羽の生えた木から作られた手袋や杖などの道具が必要
でも、セトだけは道具がなくても(ない方が)ファンタジアを集められる
アルマに見守られながら魔法を習得しているセトだったが
世間の魔法使いに対する扱いに憤慨していた
「ネメシスがいなくなれば魔法使いは戦わなくてすむ」と考え
ネメシスの巣があると言われているラディアンを目指す
アルマに言われ最初に向かったのは魔法使いが集まる都市アルティミス
ここでアルマの知り合いのヤガ(吉野裕行)の元で魔法修行に励むことになる
道中、異端審問官(隊長はドラグノフ:遊佐浩二)に拘束されるがそのおかげで
アルティミスで行動を共にするドクとメリに出会う
アルティミスで借金王になってしまったセトは
賞金のためメリとドクの3人で工場都市ランブル・タウンにネメシス狩りへ出向く
この町のネメシスは実は復讐のため町の破壊を企む魔法使いハーメリーヌ(内山夕実)の仲間だった、
さらに異端審問官による一般市民である移民排斥計画も発覚し
セト達は魔法使いと異端審問官から市民を守るためこの都市で出会った魔法使いのグリム(子安武人)と共に奮闘する
アルティミスに戻ったセトはヤガの助言で
セトと同じようにラディアンを探している魔法使い騎士団がいるというカスラーン・マーリンを目指す。。。
***
10年前何があったのか、
家族だと名乗っていたピオドン(木村良平)との関係、
セトにある角や素手でファンタジアを使える秘密・我を忘れた時に出る膨大な魔力、
そもそもラディアンは実在するのか?いろいろ分からないまま1期は終わりました
ファンタジーかと思っていましたが「差別」がテーマになってるようで
市民が集団になり「魔法使い」や「移民者」に嫌がらせしたり迫害する姿が描かれます
自分と違う相手に対し憎悪を向けるのは怖いですね
誰の周りにも自分と違う 人種、性別、趣味、年齢 の人がいますからね
もしそんな事で迫害されたら・・・
セトはネメシスがいなくなれば人間と魔法使いは一緒に暮らせると思っているようですが
ネメシスがいなくなったら魔法使いの存在価値がなくなり余計迫害されそうですし
ハーメリーヌといたネメシスは悪い怪物には見えませんでした
人間と魔法使いとネメシスが共存できる世界になるといいですね
メリは普通の時とストレスを受けた時では人が変わるんですが
悠木さんの演じ分けはお見事でした
物語の進行が遅いのは子供向けだからですかね
19.3.23