「千年女優(アニメ映画)」

総合得点
72.0
感想・評価
447
棚に入れた
2165
ランキング
1228
★★★★☆ 3.9 (447)
物語
3.9
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

“鍵の君”は居るとか居ないとかじゃないんだ!鍵の君は“確かに居た”んだ!

本当に面白い作品、本当の名作をお探しのアナタ!m9(^▽^)
そんなアナタ様にオススメの作品がごぜぇますぜぇぇぇ!!!
もう知ってたらごめんちゃい(^ω^)テヘペロ


ジャパニメーションを代表するの偉大なアニメ映画監督を4人決めるんであればそう、この故・今敏監督こそが4人目にふさわしい御方であろうことでしょう!


オイラが小賢しく言っても説得力nothingですが

第5回 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門大賞
第6回 カナダ・ファンタジア映画祭 最優秀アニメーション作品賞 芸術的革新賞
第33回 シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀アジア映画作品賞
2003年度 東京アニメアワード 劇場映画部門最優秀作品賞
第57回 毎日映画コンクール 大藤信郎賞
第8回 アニメーション神戸 作品賞 劇場部門

とまあ国内外からの絶賛の嵐をみればどんだけ評価されている作品なのか一目瞭然!(キリッ


お話は伝説の大女優と呼ばれた藤原千代子なる人物の半生を振り返る形で進む


千代子の人生と共に千代子が出演した数々の映画の名場面が回想され、その一つ一つが日本映画史のパロディのような側面を持っていてそれだけでも十分に楽しめる要素アリです


しかしながら物語の根幹にあるのは“いつも何かを追いかけるような千代子の切ない眼差し”その瞳が追うものとは一体なんなのか?
年老いた千代子のインタビューに訪れた二人のテレビマンは謎に迫っていく


千代子はその謎の秘密が10代の頃に出会った“鍵の君”なる人物への一目惚れにあることを語る


やがて千代子の口から語られる思い出の数々は現実と映画の内容が混濁して、リアルとフィクション、真実と妄想の境界が曖昧になっていきインタビュアーの二人を困惑させていく・・・


一人の人間の一生涯を追う、というアニメでは珍しい構成の大河的な作品です
これはネタバレにならんと思うんでガッカリされてもレビュワーとして悲しいんでハッキリ言っちゃいますがw
【恋に始まって、恋に帰結する映画】なんですw
こーゆーのニガテな方は絶対に見ないで下さいw本当にw大好きなのでw
ぼーっともしてられない内容なんで是非じっくり見れる時にチェキってください


監督は先述のとおりに今敏
当時インタビューでFF(ハリウッド版)について聞かれて「とても醜悪な映画だと思います(キリッ」と答えたこともいまはむかし
「お気に入りの映画は?」と聞かれて「そりゃ自分のが一番だと思ってますよ(笑)」って言っちゃうそんな監督がカッケーっすw


脚本は夏目友人帳とかキノの旅の村井さだゆきさん、演出はローゼンとか紅の松尾衡さん、音響は三間雅文さん


繊細な背景美術への拘りを感じる一連の今敏監督作品でしゅが、作画も必見です
降りしきる雪の中を駆けるシーンなどはもはや伝説
ってか全部凄すぎて解説しきれないwww


そしてこの作品から今敏監督作品にひとつの転機をもたらしたのはやっぱり平沢唯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃwなくてw平沢進さんの音楽でしょうw
監督自身、「平沢さんの音楽が好きなので平沢さんの曲がラストに来るような作品にしたかった」と述べているほど
ってそんなこと考えて作っていたらホントに平沢進さんキターー(゜∀゜)ーーというなんとも運命的な巡り合わせにワロタw
二人の【天才】が起こした科学反応でマジ他の追従を許さぬ素晴らしい一作に仕上がってますね
エンドロールに入った瞬間に悶絶するか号泣するか失禁すること間違いなし!(おまw









このレビューをもって改めて、ついとういまびん(´・ω・`)

投稿 : 2012/02/29
閲覧 : 477
サンキュー:

23

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