rie-ru.2 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
脚本て難しいんだね
確か、7話辺りで断念した覚え。
雰囲気は好きだったんだけど(エンディング、凄くいいよね。レビューをEDの話で埋めたいぐらい。笑)
断念の理由を一言で言えば、柚希のシナリオにあるかな。
{netabare}
円盤反対運動やら何やら、過激な「行動」は描写するのに対し彼女の「動機」はなかなか明かされない。
そこでまず断念した人が多いと思う。
私はもうちょっと様子を見てみた。それで「動機」はもちろん明かされた。
けれど、それが何だかいびつなんですよね。
『数年前、突如現れた円盤のせいで大好きな打ち上げ花火が中止になったと聞く柚希。
兄の制止も聞かず夜に一人で花火会場へ行く。しかしそのせいで兄に怪我をさせてしまう。
しかもその後、兄が親に責められているのを見ても、本当は自分が悪いのだと言い出せなかった』
うん、確かに円盤嫌いになってもおかしくない。
けれど、この回想で大事なのは「自分が悪いのだと言い出せなかった罪悪感」じゃないのかなあ?
そうなると、柚希が円盤に対して抱く嫌悪は八つ当たり的な「攻撃性」ではなく、
トラウマ的な「回避性」であったほうが自然なように思う。
その辺りの心理の繋がりが良くなかったのかな…なんて考えたり。
{/netabare}
最後まできちんと見てない時点で、ちゃんとしたレビューはできないんですけどね…
外から粗をつつくのは簡単だけど、作り手がそれを客観視して気づくのは難しいんだろうね。
そういうことを考えさせられた作品。