プクミン さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
テーマ不明の物語
物語の設定は、
・主人公瞳美は色が分からず、全てモノクロ(白黒)に見える。
・魔法の使える人がいる上、魔法の道具なら一般人も扱える。
物語の始まりは、主人公の瞳美はいきなりお祖母ちゃんから問答無用で60年前の過去へと魔法で飛ばされます。
過去に送られ、写真部+美術部の人と知り合って友達になって、学園恋愛もののような感じ。
そこに設定上の魔法と主人公のモノクロが加わった作品です。
ちなみに1話を見終わった時点では意味不明な部分が多すぎて、さっぱり分かりませんでした。
以下ネタバレ&感想です。
{netabare}
過去に送られた瞬間、唯翔という男主人公の部屋に出ます。
これが送り手であるお祖母ちゃん(琥珀)が意図したものなのかどうかが不明。
その後色々あって、瞳美の住んでいた場所、魔法屋へ移動。そこに住む事になります。
更に学校にも通う事になります。
主人公は断れない性格なのか、頼まれるとそのまま引き受けてしまい、ずるずると写真部へ入る事に。
唯翔の描いた絵にだけ、色彩がはっきり見えるというのと、金色の魚が飛び出してくるという謎の設定。
この謎は最終話で分かるんですが、それまではただの「この演出意味あるのだろうか?」と、初見では分からないです。
途中から琥珀(未来の祖母ちゃんの若き頃)が加わり、魔法要素が少し強くなります。
でも話が進むと、今度は同じ写真部のあさぎと将の恋愛要素が強く出て来て、恋愛ものに変化。
この時点で思ったのが「魔法要素、いらなくない?」でした。
ついでに「モノクロ要素、いらなくない?」でした。
実際、作品にそれらの要素が多く含まれ過ぎた為、1つ1つの要素が薄くなってしまっています。
そして最後の方は、瞳美を未来へ還す為に、みんなの力と魔法の力でみたいな感じで、ひとりずつお別れを言います。
その土壇場になって、唯翔と瞳美が互いに想いを寄せるみたいになっていますが、どこで好感度が上がって恋愛に発展するフラグが立ったのだろうか?
そんな場面あった??
{/netabare}
という感じで、半端な要素を多く含ませた為、その全ての要素が薄くなった残念な作品だと感じました。