退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
歩くはやさで
まずですね
日頃あたふたと過ごしている自分にぐぐぐーっとブレーキをかけて
メトロノームのウェイトをぐっと上げて
「カッ………チン、 カッ………チン、」
ていうくらいのテンポまで落としましょう。
それからおもむろに
久しぶりに訪ねた大好きな叔母さんの家の玄関をカラカラカラと開けて、
「こんにちはー…」
って声をかけたけど しーんとしてなんの反応もないので、また
「すみませーん…。こんにちは〜…。」
って呼んだら
しばらくして廊下の奥の方からぱたぱたと足音が聞こえて
「あら〜!よく来たねー。」
って叔母さんが出迎えてくれる…
っていう感じのアニメです(*^^*)。
最初はそのゆっくりのテンポにちょっと拍子抜けみたいになっちゃったんですけど、1話観終わらないうちにすっかりキリキリ巻いてたネジが巻き戻っちゃいまして
…これ、大のお気に入りアニメになりました!(^o^)
大人になってからは移動する時はたいてい車か電車なので、どこに行くにも歩いていた子供の頃の感覚を忘れちゃってます。
歩くはやさだと100メートル先までもなかなかの時間がかかって、ブンって通り過ぎたら気づかないようなちいさな変化にも気づいちゃうし、そうするととたんに世界はずっと広くて大きくなって、「どこに行っても同じ」なんてことはなくなります。
みんなそれぞれに違っていても、人間も魔女も、猫もきつねもてんとう虫も、当たり前に話したり認め合ったり、お互い気ままにあるがままでいるのが本当は普通なんだなっ…て思えてきます。
それとこのアニメ、猫=ちとさんと。小学生=ちなつちゃんの描き方がものすごくリアルです。
猫好きにはたまらないです。
特に5話は、”猫アニメ”の金字塔だと思います。 (*^^*)