ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
神の導きは道を示せん
この話は合理的判断に基づく会社員の信仰心にかけた話
まぁタイトルのインパクトはこの上ないと思います。
一般的に「勘違いされやすいアニメ」としてよく底辺ようつばーがやっているという認識があり、どっちみちとっつきにくいアニメとなっているわけですが(完全な主観)、本作は普通に評価されるべきアニメだと思います。
今現在の人気ぶりも正当な評価によるものだと思います。
噂によると本作が転生モノの流行の原点ということらしいです。本作がバカ売れしたおかげで転生モノが流行ったとかなんとか。
まぁ本作を目指してあのような作品たちが出てくるんですから、多少の恨みはあります。
序盤は導入メインです。いかにして本編に入っていくかを丁寧に描いているので自然に物語に入りやすいですし、導入の時点でも十分楽しめる展開がありました。キャラ説明や世界設定は複雑なものではなかったのですぐに終わったのも好印象ですね
中盤は展開メインになってくるわけですが、ここが非常に面白い。戦闘もめいんですが戦争がメインなので、だいぶ不穏。ここの不穏が結構丁寧に構成されており、不穏ながらも完成度や物語に深く飲み込まれるような感覚を得ます。あと結構な人数の人が死にますが、グロくはないんでカウントしません。
終盤は勢いが消えないまま最終話。「そこで終わる!?」と言いたくなるようなラストで、「原作を買え」と言っているようなものですが、それでも原作を買う価値はあるような引き際でした。
だいぶ神を冒涜する描写が多いので神全体を崇拝する方はやめたほうがいいかもしれません。が、モデルとなった神は不明確なのでメジャー宗教の方はだいぶ見れます。いや、イスラムあたりは不味いかな…たしかアレ、神はすべて等しくアッラーであり、ムハンマドを讃えよって感じでしたよね。間違ってたりイスラム教の方がいたなら全力で謝ります
すみません。
さて本作の良い点を言ってきましたが、物語の点数としては4.5です。
その理由が進展の遅さです。もちろん戦争アニメですのでそう簡単に安安と勝ちまくる、というわけには行かないのも承知しているのですが、それでももうちょっとほしい。ですが、面白いことには変わりはないので是非とも視聴してください。
監督は上村泰さん。パンチラインを手掛けた方ですね。最初聞いたときの不安ったらすごいものです。
副監督は春藤佳奈さん。
シリーズ構成は猪原健太さん。初シリーズ構成だそうですね
キャラデザは細越裕治さん。初キャラデザだそうです
劇伴は片山修志さん。オーバーロードなどの劇伴をされた方ですね
アニメ制作はNUTさん。これまた初作品。
初だらけの主要スタッフで正直不安しかなかったのですが、もう最高の一言です。純粋に称賛せざるをおえません。
作画はとても良く、戦闘シーンはもちろんのことその他のシーンも文句のつけようがありません。
opはなろう御用達のMYTH & ROIDさんの「JINGO JUNGLE」
edはhotaruさん作詞、八木雄一さん作曲、ebaさん編曲、ターニャ役の悠木碧さん歌唱の「Los!Los!Los!」
両方神曲。何度聞いても好き。
主題歌はもちろんのこと、SEにも大分手が込んであった気がします。爆発や発泡音の細かな違いなどは聞いてて心地の良いものでした。
声優さんはとても良く、キャラに非常に合っていたと思います。
総合評価 見るべき作品