ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
主人公に対する感じ方で作品の良しあしが決まる
序盤 作り手やファンからしたらとんでもないな
中盤 澤野弘之さんやっぱいい
終盤 斧アツシさん好きだわ
この話は人気キャラが現実に現れた話
ジャンルはバトル・アニメ・マンガ・ゲーム
導入だけ聞けばかなりイタイオタクの妄想ですが、今作はかなり作りこまれています。まぁ導入も良い感じなのですがね
話全体としては基本バトルと言った感じですかね。シリアスシーンを交えながら、展開が進んでいきます。
ただ一つ危惧するところがあるとすれば主人公が主人公じゃないところです。ダブル主人公で片方に偏っているわけではありません。単純に主人公が本当にただの凡人だということです。主人公というものは(もちろん必ずではありません。が大抵は)なんらかの周りとの差分を持っています。考え方だったり力だったり異能力だったり性格だったり。そうすれば展開を進めるうえで簡単だったりするからです。主人公にからむ事件かなんかに対して主人公がなんらかのアクションをすればよいのですからそりゃ重要度の高い主人公は頻繁にでますよね。しかし本作の主人公はただ単に一人の罪を背負っただけの本当にただの「凡人」なのです。文豪でも策士でも異能力者でもなく一個人です。しかし今作の主人公は誰かと問われれば「颯太君(主人公)」と私は即答するでしょう。それくらい重要度の高い人物です。
さて内容です。先ほども言いましたが主人公の登場回数がすくないです。(まぁ多くはないレベルには出るんですが。)その中で物語が進んでいく構成には驚きますし、それに違和感を起こさせない技術は素晴らしいと思います。序盤は新キャラ(作品キャラ)の登場や戦闘を交えたキャラ説明が加わります。中盤では戦闘を交えながらシリアスシーンになってきますが、正直ここら辺のキャラの行動はあまり好きじゃありません。ただの戦闘狂のような行動をしてしまっているのでせっかくのシリアスがもったいないのかな、という印象です。終盤は戦闘もありますが主人公の唯一の見せ場です。彼しか背負えず、故に彼の首を絞め続けた彼女の罪。かなり良い終盤だったと思います。場嵐役のマガネちゃんも良い味だしてましたし、戦闘シーンも見ごたえがありました。
さて良い所を言っていきましたが悪い所もあります。
まず先ほども言った通り、主人公は本当に凡人です。なのでおの主人公に思うことが多い人がいるかもしれません。てかいるでしょう。凡人を主人公にするとはアニメをなめているのか、主人公と視聴者を重ねさせておいて主人公をを否定することで視聴者まで否定したいのか、キャラの好感がもてないのではないのか、どんな偶然だ、等々。もちろん作者なりに考えた結果この作品なのでしょう。しかし、それでも納得できない視聴者もいるわけで。なのでこの作品は主人公に対する感じ方で作品の良し悪しがきまるのではないでしょうか。まぁ実際自分に起こったらものすごくうれしいですけどね。知ってるキャラが目の前にいて、しかも自分を含めたごく少数しか本当の物語をしらない。まぁオタクの妄想といってしまえばそれで終わりなのですが。
キャラは全体的に好印象ですが、あの魔法少女だけは許せません。{netabare}「ここまでする気は無かったの!」「私の世界では血なんて出ないのに..」とかどんだけ夢物語を歌っていれば気が済むのかしら。最初に死んだのがあの子なのは納得できるね。{/netabare}
キャラの中ではブリッツさんとマガネちゃんが好きです。ブリッツさん超男前でかっこいいですし、マガネちゃんは自身の信念を貫きながら周りに影響を与える場嵐感があって好きです
原作・キャラ原案は広江礼威さん。
監督はあおきえいさん。喰霊零やfateZeroの監督をされた方ですね
シリーズ構成はあおきえいさんと広江礼威さん。監督と原作が考えているんですね
キャラデザは牧野竜一さん。5回目のキャラデザだそうですね。キャラデザかなり好みです
劇伴は澤野弘之さん。UCやキルラキル、ギルクラにアルドノア・ゼロなどを手掛けた私の大好きなアーティストさんです。この人の劇伴に間違いはないです
アニメ制作はTROYCAさん。櫻子さんの足元を制作したところですね
作画はよく、バトルシーンなども丁寧に描かれてました。剣での戦闘や肉弾戦・魔法や銃弾を使ったバトルなども対応していてよかったです。
op1は澤野弘之さん作詞作編曲、TielleさんとGemieさん歌唱の「gravityWall」
op2も同じく澤野弘之さん作詞作編曲、TielleさんとGemieさんの「shØut」
ed1は同時期に放送した「エロマンガ先生」のedを作詞作編曲した中野領太さんが作詞曲で「fate UBW」のop1を歌唱した綾野ましろさん歌唱の「NEWLOOK」
ed2は「AKB46」さんの名曲「365日の紙飛行機」の作編曲を担当したaokadoさんさんが作編曲で「キズナイーバー」のedを歌唱した三月のパンタシアさん歌唱の「ルビコン」
総評