えりりん908 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
60年代のスペックを活かす工夫、上手かったと思います。
Re:cyborg(2012)から4年経って制作された、
21世紀の新たなサイボーグ戦士たちの活躍物語。
アニマックスでの3話×4週、全12話、無事完走しました。
神山監督、Re:cyborgでは、風呂敷を広げすぎて、
サイボーグ戦士が何と戦っているのか、
意味が解らなくなっちゃったのと、
現代の科学技術と真っ向からぶつけちゃったので
サイボーグのスペックが時代遅れのポンコツに見えてしまったのを、
この作品では上手く調整してきてくれました。
押井監督の元で学んだ、神話的演出を断念して、
太古から続く不死の超能力者集団が敵だと設定したのが、
誰と戦っているのか分かりやすかったし、
敵の超能力のスペックが、
サイボーグ戦士の能力とちょうど上手くバランスが取れてて、
そこに陰謀論的に操られる国連軍も絡ませて、
深みはないけど楽しいアクション活劇になってたと思います。
愛と正義と、
サイボーグはロボットじゃなくて人間だ、
っていう主張も、明快でいいと、思いました。
まあ結局、自らの命よりも
愛と正義と人類を守るっていうロジックが単純過ぎて、
少年マンガみたいなノリになってしまうので、
その辺はもう、好き嫌いの問題かなって思います。
あと、イワンの超能力が、並み外れてハイスペックな分、能力使うと眠っちゃう弱点がバランス取ってる筈なのに、最後の戦いで、眠らないでいられるのが、
ちょっとずるかな?って思ってしまいました。
それから、009の加速装置は、やっぱり格好いいです!!
今回は、加速する時の効果音もすごくよくて、
しびれちゃいました(*^▽^*)