ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
喜びや悲しみ、痛み、そういうの全部ひっくるめて、たった一度の、あの夏。
観る前はそれほど楽しみにしていた作品ではなかったのだけど、
見てみると青春の行方が気になって、
続きを見るのがとても楽しみになっていました^^
ひと夏の物語。
だけどそこに気持ちの揺らぎがすべて詰まっている。
青春です!
全12話です。
● ストーリー
星降る夜に8mmカメラを回していた霧島海人(きりしま かいと)。
その時、何かの事故に巻き込まれたように感じたが、
目を覚ますと自分の部屋にいた。
高校生の夏。何かをしたい。
そして仲間と一緒に夏休みを利用して映画を撮ることに。
仲間に加わったのは、
転校してきた赤い髪の先輩・貴月イチカ(たかつき いちか)。
カイトの中に惹かれる想いが芽生える。
そして夏休みの映画撮影が始まった。
メインとなる登場人物は全部で6人。
高校生という年頃の男女が集まれば、
ただの友情で終わるはずはなく。笑
イチカが加わったことで、
これまでそれぞれが胸に秘めていた想いがうずき出す。
イチカの持つ秘密や謎がこの物語の流れを握っていますが、
“青春”“好きという気持ち”なテーマが色濃いです。
うー、青春だねえ♪
甘酸っぱい青春の香り全開、たまらん♪
登場人物それぞれに好きな人がいて、
でもその人の気持ちは別の人に向いていて。
それでも自分の気持ちを貫き通す。
切ないけれど、そんな芯が通った強さもあって。
こういう青春全開な作品、大好物です(*´ω`*)
最終話の着地が個人的には少しもやもやっとしたので
ストーリーは☆4にしましたが、
途中までは☆4.5のつもりでいました。
青春の香りに魅せられていました♪
● キャラクター
カイトに想いを寄せる谷川柑菜(たにがわ かんな)。
私、この子大好きです。
柑菜かわいすぎません?笑
好きオーラを止められない恋する乙女♪
素直じゃないようで、実は一番素直に気持ちを出してる子^^
理由を探して会いに行ったり、
嫉妬する自分が嫌になったり、
カイトの幸せのために行動したり、
辛い立場ながらも、好きな人のために全力を尽くす柑菜は、
ものすごくかっこいいし、健気でかわいい。
いつでも柑菜らしく、
全力で走る姿がすごく好きでした♪
私がこの作品を好きなのは、
柑菜のことが大好きなのが大きいです^^
柑菜役の石原夏織さんの声も好きだった♪
一方で、どうもイチカのことが好きになれなかった^^;
嫌いでもないんだけど、
あまり感情移入できなかったというか、
応援したい気持ちになれなかったというか…。
他の登場キャラたちは、
自分の気持ちと戦っている中でも相手の幸せを願って、もがいている。
時には自分の気持ちを押し殺してまで、
何が相手にとっての一番の行動なのかを考えて、一生懸命青春してる。
イチカは常にみんなに背中を押してもらいながらも、
押してくれた相手がどんな気持ちで背中を押してくれたのか、
その辺りの配慮があまり感じられないデリカシーのなさが好感持てなくてw
おいしいところを全部持って行っちゃう。
他の子たちももっと報われてほしいって思うのに。
● 音楽
【 OP「sign」/ Ray 】
みんなで和やかに映画撮影している風景に
よく合う爽やかな曲♪
こんな穏やかな青春がずっと続けば、
それはそれで幸せだったのかもしれないね。
【 ED「ビードロ模様」/ やなぎなぎ 】
この作品を知る前から知っていた曲でしたが、
この作品のEDとして聴いたことで、より好きになりました^^
毎回ラストシーンからこの曲に入る流れが素晴らしくて、
「何この神曲…!」と感激してばかりでした。笑
● まとめ
がっつり青春もので、
こんな内容だと予想していなかった私には掘り出し物でした^^
イチカの持つ秘密関連の話は正直どうでもよくて(笑)、
とにかくみんなの恋の行方が気になってばかりでした。
そして加速する恋に毎回興奮してばかりでした♪
甘酸っぱい青春を味わいたい方には
おすすめできる作品だと思います^^