ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
うまくまとまったSF作品だが、ラストが残念
ゴジラから虚淵玄つながりで視聴。
{netabare}
設定等はめちゃくちゃSF。
現実の地上はもう人がほとんど住めなくなっていて、ディーバと呼ばれる電脳空間で多くの住人が暮らす世界。
ディーバへのハッキングを行っている敵を押さえるために地上に降り立つアンジェラという一人のエージェントが主人公。アンジェラは超デジタルな存在なのに対し、地上でのコーディネーターであるディンゴは生身でアコギにリボルバーを愛用するなど超アナログ人間で、この対比をうまく使っていた。
そしてフロンティアセッターがかわええ。
肉体の有無と自我の発生について言及するあたりは少し攻殻機動隊のテーマと被るところはあった。
ただし、アンジェラのデザインがかなりオタクに媚びているので、一般人が入り込みづらい印象があるのは残念。
また、アーハンのデザインがダサい。
それでも終盤の戦闘シーンは、少数で多数を相手にする市街地におけるゲリラ戦で、スピード感もあってすごく良かったと思う。
ラストのディンゴの歌はいらなかったと思う。
途中で登場する曲もそれほどロックを感じない凡曲だし、地球の昔の名曲をこよなく愛するって設定なのにラストあんなダセェ歌うたっちゃったのにはガクッと崩れ落ちそうになった。
せっかくアコギ持ってるんだし、ボブディランとかエリッククラプトンとかの代表曲でも持ってくれば良かったんじゃないかと思った。
{/netabare}
全体的にはシンプルで分かりやすく、うまくまとまってる作品だと思う。