「軒轅剣・蒼き曜(TVアニメ動画)」

総合得点
63.5
感想・評価
41
棚に入れた
152
ランキング
4336
★★★★☆ 3.3 (41)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.2

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ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 - 妹の行動がもやもやする

中国語圏のゲーム
1990年~2010年に11?12?作品ある軒轅剣(けんえんけん)シリーズの
第7作『軒轅劍外傳 蒼之濤』からのオリジナルストーリー

<主要登場人物 Wikipediaより>
苻 殷(フ イン):水樹奈々
14歳。太白軍の略奪によって故郷の村を焼かれ、共に生き残った妹の寧と共に旅芸人をしている。旅の途中で天書と軒轅剣を手に入れ、太白帝国との戦いに身を投じていく。

苻 寧(フ ネイ): 釘宮理恵
殷の妹。13歳。太白軍に両腕を切り落とされた。殷が天書を手に入れてからは、雲から刃が仕込まれた精巧な義手を貰い装着している。当初は民衆を苦しめる太白軍を敵視して反抗軍に参加したが、再会した釗に付いて行く形で離反する。しかし、龐夫人の策略によって太白に幽閉され、澄による拷問を受け続けた結果、心の奥底に秘めていた殷への嫉妬が膨れ上がり、釗を自分のものにすべく殷の命を狙う。

蒲 釗(プ ショウ):松岡禎丞
殷・寧姉妹の幼馴染。17歳。村を焼かれた際に奴隷として捕らえられ太白軍の下で労働を課せられていた。しかし、機関術の才能を澄に取り立てられ機関師となり、軍内で昇進を遂げる。

龍 澄(ロン チョウ): 上坂すみれ
太白帝国の皇帝。12歳。父である先王が死亡したため始皇帝となる。素性を伏せて釗と出会い彼を重用する。2人の時は「兄様」と呼び慕っているが 釗の幼馴染の殷と寧にを嫌悪しており、寧を捕らえた際には自らの手で過酷な拷問にかけた。

雲(ユン):能登麻美子
殷が偶然手に入れた天書から召喚される木甲術仕掛けの少女。より高い戦闘力を持つ獣態の「雲狐」に変形することができる。


小さな村で羊を育てていた殷と寧の姉妹は幼馴染の釗に好意を持っていた
当の釗は姉の殷を好きなのだが殷は妹の気持ちを知っているため複雑
妹の寧は二人の気持ちを知っていながら思いを諦められずにいた
あるお祭りの日、機関獣を使い次々に領土を広げている太白帝国軍に村が襲われる
奴隷として連れていかれた釗から離れなかったため両腕を切られた寧と
釗と殷を引き離すための寧の策略で村から離れていた殷だけが生き残った

3年後、殷と寧は旅芸人として2人で生きていた
殷は訪れた村で導かれるように天書を手に入れる
天書とは異次元への扉のように木甲術仕掛けの雲(ロボット兵)や軒轅剣を出し入れできる巻物
さらに太白帝国に対する反抗軍に出会ったことで殷と寧の運命は変わっていく

一方、太白帝国で奴隷として働かされている釗は
村が焼かれた日から眠ることができないため夜に独学で機関術を学ぶ
ある夜同じく眠れないのか城を散策中の少女と出会い親しくなっていく
実は少女は皇帝で少女の後ろだてのお陰で機関師/軍司となって出世していく

そんな3人が敵として再会するのだが
太白帝国に一緒に来て欲しいと願う釗と太白帝国から離れるよう願う殷
帝国軍が迫る中差し出された釗の手を握ったのは寧だった!

釗の手を取り太白帝国に来た寧は釗の屋敷で召使に守られながら暮らしていたが
皇帝の龍澄に見つかり囚われてしまう
皇帝として格別の待遇を与え、個人的には兄と慕っていた釗の裏切りに
澄の怒りというより嫉妬は執拗で寧に対し時間をかけて精神を病んでいく拷問を科す
精神破綻した寧は釗に対する想いと姉に対する罪悪感・妬みが姉への憎悪と変わっていた
妹を取り戻したい殷と暗殺者となり姉を襲う妹 に加え
皇帝を亡き者にし太白帝国を我が娘のものにしようと企む義母、
波動砲のような武器を奪ってクーデターを企てる軍幹部まで登場
バトルが激しくなっていく 殷は寧と釗を救出することができるのか?

***

人の二面性というか嫌な部分が描かれていると思います
まず、釗
機関獣により村を壊滅され自身も奴隷だったにも関わらず
敵である太白帝国のため機関獣を作り軍司となり人を襲う
奴隷から這い上がるため仕方なくというよりは機関術を楽しんでいるよう
殷に一緒に太白帝国に来るよう説得するときのセリフが
「こんな素敵な生活はない。辛いことは全部奴隷や召し使いたちがやってくれる。」
幼馴染でも引きますよね

皇帝・澄も
釗に見せる顔は12歳の少女そのものなのに
嫉妬に狂った女、自分の思い通りにならず激昂する皇帝は怖かったですね
殷たち反抗軍と釗の身を挺した活躍でクーデターを阻止できたので
太白帝国は侵略をやめ平和路線に変わるのかと思えばそんなことにはならず
釗のことで情けをなくした皇帝は暴君となるのでしょうか?
釗を諦めたのか皇帝権限で見つけ出そうとするのか気になるところです

なにより寧
祭りの日姉の恋路を邪魔した事を後悔してるのかと思いきや
またまた姉に差し出された手を横から奪っていきました
腕を切られてからは身の回りの世話をしてもらい
反抗軍の仲間になることを躊躇する姉をけしかけておいてですよ
そのうえ精神崩壊したとはいえ姉を暗殺しようとするとは恐ろしい子です
今後は「君の手足になる」と言ってくれた釗と生きていくのでしょうか
だとしたら寧の思いが叶ったことになりますね

19.3.9

投稿 : 2019/03/15
閲覧 : 496
サンキュー:

4

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