退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
死者は、誰?
原作は2010年の「このミステリーがすごい!」というミステリー小説ランキング国内部門で第3位になったみたいですね^^
◆まずはこんな噂話・・・
A : (´・ω・)つ ネーネー 『みさき』って人知ってる?3年3組の・・・。
B : ( ̄ヘ ̄)ウーン 3組にそんな人いたっけ?
A : (。´・ω・)ノ 26年前の話。その人、1年生の頃からすっごく人気者でみんなから好かれてたんだって。
B : (・・*) へー。
A : (; ̄д ̄)つ ところがその『みさき』って人、3年になって直ぐに死んじゃったんだってー。
B : (゚ロ゚;)エェッ!? なんで!?
A : (; ・`ω・´) 事故みたいだよー。それでみんなすごいショック受けて、ふと誰かが言い出したんだって。
B : ( ̄ー ̄?) なんて?
A : (。・・)σ 『みさき』が使ってた机を指さして『みさき』はそこにいる。『みさき』は死んじゃいないって。
B : ( ̄△ ̄;) なんと・・・。
A : (; ・`ω・´) フリなんだけどね。それから3組ではずっと『みさき』が生きてるっていうフリをし続ける事にしたんだって。
B : ( ̄へ ̄|||) ウーム ちょっと不気味・・・。
A : (; ・`ω・´) 結局、それが卒業まで続いて、卒業式の時は校長の計らいで『みさき』の席が用意されたらしい。
B : (´∀`;) いい話だねー。
A : (; ・`ω・´) ここまで・・・ならね。
B : ∑( ̄ロ ̄||) なになにー!?その後に何かあるの!?
A&B : アノネ・・・(ノ゚ー゚(; ̄□ ̄)エエッ!?
◆この作品の内容は・・・
東京から転校してきた榊原恒一。
しかし恒一の入ったクラス、3年3組には何やら怖い秘密があるみたいです。
恒一は同じ3組の女の子の見崎鳴と知り合い接するようになります。
彼女は眼帯を付けていてどことなくミステリアス、しかも3組のクラスメイト全員から・・・。
そんな最中、3組の生徒やその周りの人が次々と悲惨な死を遂げていく。
◆視聴・・・
ミステリー好きの私にとってこの作品はドツボでした^^
主人公の恒一は転校してきたばかりで、3年3組に何が起こっているのかわからず周りの人に聞こうとしますが、どうもみんな話し難いらしい。
何も知らない恒一の視点がそのまま視聴者の視点となります。
登場キャラが「なにも知らないのね」と恒一にかけた言葉は、まさに視聴者自身に対して言っているような感覚。
序盤から(・_・?)なんだろ?と思わせるような伏線がたくさんあり、気になってしょうがない。
全体的に暗く静かな陰気な雰囲気、謎めいた秘密。
そこに迫りくるゾクゾク感。
次は誰が犠牲になってしまうのか?
惨劇の真相はなんなのか?
それほど怖いというわけではありませんが、私的にもこの作品は、数あるミステリー・ホラーアニメの中でも最も面白いアニメになると思ってました・・・ラストを見るまでは( ̄ヘ ̄)ウーム
◆声優陣は・・・
榊原恒一 : 阿部敦(とある魔術の禁書目録の上条当麻)
見崎鳴 : 高森奈津美(ゴクジョッ。の土呂子夏)
勅使河原直哉 : 前野智昭(アマガミSSの橘純一)
赤沢泉美 : 米澤円(けいおん!の平沢憂)
風見智彦 : 市来光弘(フリージングのカズヤ・アオイ)
望月優矢 : 山本和臣(みつどもえの千葉雄大)
桜木ゆかり : 野中藍(クラナドの伊吹風子)
他。
◆総評・・・
惨劇シーンや終盤の展開はかなり衝撃的でした。
しかし、ラストは正直拍子抜けとしか言いようがありません。
とはいえ、私が残念に思ったのはそのラストの展開だけなので、それに至るまでの出来はとても良かったと思います。
以下、物語の本質に迫る記述をするのでこれから視聴しようとする人は見ないように。
{netabare}
確かに叙述トリックを使用したミステリーとしては良い出来だったと思います。
でもこの手の作品をホントに面白かった~と思わせる鍵は、惨劇が本当に『呪いによるものなのか?』それとも『人の手によるものなのか?』という視聴者を惑わせる謎。
『呪いに見せかけて、実はある人物が裏で巧妙なトリックで人を次々と殺していく』という設定が面白いのです。
またたとえ呪いというモノが存在しても『その呪いを使って暗躍する人物、つまりは黒幕』という存在が欠かせないモノなのです。
私はこの作品にそれを求め、いろいろな事を推測してしまいました。
学校に伝わる言い伝えも、実は何か裏がある?誰かが噂を捻じ曲げてる?
そんな展開を期待してました。
でも実際はなんのひねりもなく、ミステリーというよりもただのホラーになってしまったという印象を受けました。
もっとすごい真相を期待してたのに、オチが弱い結果で終わってしまった作品でした><
{/netabare}
ただし、上記に書いた事はあくまで、ここで話が完結してしまったらという仮定のもとにです。
なんでもちょっと調べてみたら、原作者が続編の構想をしてるとツイッターでつぶやいているとか・・・。
もしそれが本当なら、納得です^^
だって今回のお話は
{netabare}
呪いを回避しただけに過ぎなく、呪いを終わらせたわけではないのですから^^;
この時点での話はまだ途中でしかない、続編でその呪いの根本的な真相に迫りこの悪夢を終わらせるという展開を制作してくれるならば言う事なしです^^
{/netabare}