8bit さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
正統派だったらもっと洗練できたのでは?その場合は売れないでしょうけど
私自身が戦争モノに疎く知識がないので楽しめました。
知識ある方が観たらどう思われるのかは分かりません。
気になった点は大きく3つ。
1.幼女である必要性は?
全体を通してマイナス要素が目立ってしまったと思います。
特にタイトル。
興行的に観ればおっさんより遥かにプラスだからいいのか…
2.存在X
この存在必要でしょうか?
仮想敵、あくまでも目標、自身の壁、みたいに曖昧な表現ならいいのですが具現化までされるとどうにも。
数十億といるちっぽけな人間一人に固執する理由もよく分からなかったです。
なんだったら人間だけじゃなく生き物全体を通せば尚更に。
説明がある事により逆にスケールダウンしてしまった。
{netabare}それほど物語に介入してこなかった点は救われた。{/netabare}
3.一介の{netabare}元リーマン{/netabare}にそこまで出来る?
いわゆる俺ツエー状態。
納得ができるだけの(?)説明とそれだけに頼らない描写でそこまで不快感はありませんでしたが「この手の作品ってやっぱり俺ツエーやりたいんだな」と率直に感じました。
世界はきちんと描かれキャラクターもそれ相応な動きをしており素直に面白いと感じました。
重火器の描写も良かったですね。特に大砲は気持ちいい。
{netabare}異世界転生{/netabare}というフィルターを通すことによって違和感を緩和させている点は上手いと思いましたが同時に弊害があるのも事実です。
この点は観る人によって感じ方が違いますかね。
冒頭にも書いた通り私自身が知識を持たないので「そういうもんなんだ」と割り切って楽しめましたが
「なるほど面白い」と「うわ何このドヤァ感」
を交互にぶつけられ、中々に混乱させてくれた作品でした。
面白かったです。