へも さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
力を抜くということ
ようやくNetflixで見終わりました。作画、美術演出は本当に素晴らしい。2012年時点で京アニ最大限のリキ入れました!って出来じゃないでしょうか!?
マジでえるたそが可愛くて可愛くて仕方なかったのでw、えるたそを愛でているだけで自分はけっこう満足してしまいましたwww
その反面、ストーリーやトリックの部分はかなり抑えめに見えました。。(まあ原作由来でもあるでしょうが)
京アニは今作品の数年後に、キャラ/作画/脚本/演技/音楽 全てがパーフェクトというきせきの作品「響け!ユーフォニアム」を産みだすわけですが、「響け!」に比べると「氷菓」は意図的に抜ける力は抜いておいた、ようにも思えます。それはあたかも、主人公の奉太郎の行動論理“省エネ主義”に沿っているかのように。
俺的、気になります!ポイント
・「古典部」が古典にかかわる活動を全く見せないこと。文集の内容すら古典に何も関係なさそうでしたが。。
・推理の数々はお見事なのだが、裏取りをしないので「それが考えうる最も信用度の高い仮説」を超えてない気もした
・折木姉がもっとストーリーにかかわってくると推測してたのに、そうはならなかったこと(姉の助言がなければ、話は始まってないわけですし)
・クドリャフカの順番編は一番濃厚なネタではあったと思うが、逆にクドすぎた感もあった
・最終話の男性声優キャストが異常に豪華なベテラン勢だったのはなぜか?(永井一郎、石塚運昇、西村知道、千葉繁、二又一成、うーんスゴい・・・)まあそれより前においてもサブキャラの声優キャストにも一線級は使ってきてましたけど
・劇伴音楽はクラシカルな感じで作品の雰囲気に合っていました。聴いてて心地良かったです♪
タイトル「氷菓」の由来ネタバレについては、おじさんとしては(ああ、夏のお嬢さんの歌詞にもあったね)とつぶやきたいところですが、ほとんど誰も付いてこれなさそう(・∀・;;
ちなみに高山は自分の故郷の富山にも近いので何度も行ったことがあり、親近感あります。綺麗で良いところですよ~ メシも美味いし!!