tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アリだと思ったんだがなぁ・・・
こういうの嫌いじゃない
日本の諜報部隊桜井機関の特殊能力を持ったメンバーたちが上海や満州を舞台に裏で暗躍する敵と戦う。
時代は第一次世界大戦後満州事変直前、上海で活動している桜井機関のメンバーである葵、葛、雪菜、棗の四人が上からの指示で救出潜入調査任務などをこなしていく、そこにメンバーの一人雪菜の兄で指揮していた部隊ごと行方不明になった高千穂勲が現れ妨害を行ってくる、桜井機関は高千穂勲の計画を止めるため活動を開始する。
シンプルに言うとスパイアクションもの、葵たちが敵地の潜入や変装、超能力を使いながら敵と戦う、一応外国が舞台なので中国語や英語、ドイツ語、ロシア語出てくる、普通ならお構いなしに日本語で話すがこのアニメだと本物の言語で話す、しかも全てそのキャラの声優が話すから一番多言語を話した葵役の吉野さんは相当苦労したはず・・・・・
スパイアクションとは言ったけど、史実に沿った話が展開されるから政治的な話も多い、だから史実の登場人物(特に軍人)も多く、1話丸ごと史実人物のみで解説する話もある、正直この時代は詳しくないから、あまり知ってる人はいないけど、ここら辺の時代に詳しい人ならぜひ観て欲しい。
設定上「歴史の裏で行われていた別の戦い」なので基本的には史実を変えるようなことはない、だが史実干渉がないわけではなく、実際の出来事の途中で作品オリジナルの展開を入れ結果は史実通りに戻すというもの。
具体的な例でいくと
・関東軍の柳条湖事件で「政治を支えてきた預言者」である静音が接触
・リットン調査団を拉致
・溥儀の式典での騒動
など。
個人的にこういうの嫌いじゃないんだけど、いかんせん評価が低いね、元々観てる人も少なかったんだろうけど、それにしたって同時期にやっていた『裏僕』より低いのは納得いかない、まあこういう歴史物でしかも時代が日本の黒歴史とされてる部分じゃ仕方ないのかもなぁ・・・・・
後、雪菜役の人、下手くそすぎん???他がまともなだけに際立って見える。