こたろう さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これバトルっす。あと、コメディっす。
コメディ半分、特殊能力バトル半分の、ちょっと変わったスタンスの作品。
状況的にはハーレムものと言えなくもないですが、主人公がゾンビで、女子達も普通の人間ではないので、どちらかというとRPGのパーティのようなキャラクター構成。
主人公は好かれてはいるけど、蔑ろにされたりイジられたりもする微妙な関係です。
なにせ、ソンビっすから。
それに、魔装少女っすから。
バトルものとして見ると、そこそこ悪くない出来ですが、ありきたり過ぎて、いささか食傷気味です。
設定は面白いのですが、「ゾンビだから体が傷付くのをセーブしないで100%の力が出せる」というだけの能力だと全然カッコよくない。主人公らしくなです。
結局、技といっても殴るだけだし。
一番の特殊能力は「死なない」だしw
もう一方の魔装少女。これは豪快で敵をブッた切る技があったりで迫力はあるし強いのですが、能力の正体が解説されておらず意味不明です。
なんといっても、主人公が全然カッコ良く見えません。女装だしw
結局、真面目なバトルパートは何がしたかったのか、よくわかりませんでした。
それなりに、イイ話ではありましたけど。
その反面、コメディとしてはかなり面白かったです。
登場人物は全員個性的でキャラは立ちまくり。
主人公もゾンビである事を最大限に活かして体を張ったお笑いを見せてくれます。
解けたり、チギれたり、干乾びたり・・・・グロいですが、笑えるのであまり不快感は感じませんでした。
最終回もマジなバトルパートで締め括るのではなく、あえて水着回、キャラプッシュのカオスなバジけた馬鹿エピソードで終わらせているのが本作らしい味があって個人的には良かったです。
やっぱり、本作にはお笑いがお似合い。
ファンタジーバトルあり、萌えあり、微エロあり、お笑いありのカオス作。
特に傑出したものはありませんが、安定して普通にバトルを楽しみコメディに笑える手堅い作品です。