oneandonly さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
相思相愛なスーパーエリート兄妹の魔法学園物語
世界観:7
ストーリー:5
リアリティ:5
キャラクター:6
情感:5
合計:28
<あらすじ>
西暦2095年──魔法が現実の技術として確立し、魔法師の育成が国策となった時代。国立魔法大学付属第一高校に対照的な兄妹が入学した。主席入学を果たした司波深雪は成績優秀な一科生、『優等生』として。ある欠陥を抱えた兄の司波達也は二科生、『劣等生』として。入学直後から、才能容姿ともに完璧な深雪には多くの取り巻きができるが、深雪が心から慕うのは達也のみ。そのせいで達也は一科生から敵視されるようになり……。
(公式サイトより)
ラノベの中では有名なタイトルで、それなりの支持を受けている作品と思われたため、この機会に視聴してみました。
本作、「劣等生」と付いていますが、それは学校の評価尺度での話で、主人公は魔法技能やその理論に係る頭脳も含め、超弩級の最強キャラであり、またタイトル詐欺かよという気分になりました(苦笑)。この主人公、クール過ぎて弱みを見せず、感情移入ができなかったですね。
あと、多くの方が指摘されていますが、妹に「お兄様」と呼ばれ、過度に慕われている点や、主人公も妹を思いやる(執着している)シーンが多く、私のみならずアニメの世界内でも兄弟愛にドン引きしていたのが印象的(苦笑)。
女子の学生服に薄いレースの生地(色や模様は個人によって異なる)のものがひらひらしているのも若干気になります。
{netabare}本作を視聴していて、22話あたりで突然視聴意欲がなくなったのですが、ストーリーは結局のところ主人公無双をバックアップしていくもので、やや単調に感じました。
特に終盤のテロ組織との闘いにおける至近距離での弾丸受け止め、壁の向こうの状況の把握及び攻撃、負傷者の復元など何でもアリな状態と思われ、評価の下降に繋がっています。
一方、世界や魔法の設定自体は考えられていると思えるシーンが多く(ただし、その説明が細かく理解するのが面倒という意見もありそう)、沢山出てくるキャラクターにも個性があって、特に高校対抗の魔術試合は面白かったです。{/netabare}
作画やキャラデザは綺麗ですし、音楽もLiSAのOPは聴いたことのあるもので良かったと思います。
冒頭に書いた気になる点に抵抗感があるかどうかで評価が変わる作品のように思います。
(参考評価:3話3.5→6話3.6→17話3.7→24話3.6→25~26話3.5)
(視聴2019.2~3)