おんじい さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
テレビ未放映話「恋ノ障害」はお勧めです。
「書物を守る為の戦い」という設定が活かしきれていませんでしたが、
普通のラブコメとしてみればおもしろいかもしれません。
EDの入り方が毎回秀逸でした。
物語は「検閲」という名の武力行使から本を守る為に戦うという設定で、
「メディア良化法VS図書館員」という構図のもと
日夜戦いが繰り広げられるわけなんですが、
あまりに予定調和な戦いの場面に、
疑似訓練をしているとしか感じられませんでした。
開始時間と終了時間が決まっているなんて。
そんな戦争なんてあるわけがないんですよねー。
あと、図書館に置いてある書物も、
最近発行された雑誌類だったりだとか。
それなら、検閲側が発行社や出版社などを摘発すれば一網打尽にさせられるわけで、
図書館側の戦いがとんだ茶番に見えてしまいます。
メディア良化法が制定されてからだいぶ時が経っているようですし、
本を保存する方法も紙から媒体を替えるなど、
戦争せずとも検閲から逃れる手はあるのでは?
さらに図書館側も考える余地はあったのでは?と思います。
この話は小説で読む分には面白そうですが、
アニメで表現するのはやや無理があったようです。
ただ、DVD第3巻に収録されたテレビ未放映話「恋ノ障害」は
とてもいい話だっただけに規制に引っ掛かったのはもったいなかった。
これこそ、作中で出てくる良化法のようなムダな規制なのではないでしょうか。