ようす さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
さくらと魔法のクロウカード集め♪
子どもの頃にハマった作品です。
小学校の図工の授業で好きなキャラクターを描くというものがあって、
その時に友だちが持ってきたこの漫画を読んで、すぐにハマりました。
図工は大嫌いだったけど、
この授業だけは真剣に取り組んだ記憶があります。笑
私の選んだシーン(笑顔のさくら)を見た先生が
「いい笑顔の女の子だね。モデルにぴったりだ。」と言っていたのも記憶に残っています。
それぐらい、
当時の私には衝撃的で、憧れてやまない存在でしたね。
同世代の女の子だけにとどまらず、いろんな世代のいろんな人たちに、
いろんな影響を与えた作品だというのは、すごく納得がいきます。
アニメは時々見ていた程度でしたが、
久しぶりに全話見直してみて、やっぱりすごい作品だとうなされました。
原作は全12巻で、この“クロウカード編”は6巻までの内容です。
ただ、アニメはオリジナルストーリーも多いです。
アニメ“クロウカード編”は、全46話です。
● ストーリー
木之本桜(きのもと さくら)、小学4年生。
ある日、父の書庫で不思議な本を見つけた。
開いてみると中からたくさんのカードが飛び出していった。
そして、次に本から出てきたのは、
ケルベロスと名乗る、ぬいぐるみのような生き物。
彼は、この本に封印された
“クロウカード”を守る獣だという。
クロウカードは、魔術師クロウ・リードが作った魔法のカードであり、
封印が解かれるとこの世に“災い”が起きるという。
さくらはケルベロスことケロちゃんと一緒に、
クロウカードを全て集めることを決意する。
どの話も基本的に1話完結で、
カードが起こす事件を解決しながら、カードを集めていく話です。
その中で、
さくらの学校生活を描いたり、
他のキャラを深めたり、
さくらの想い人・高校生の雪兎(ゆきと)との乙女エピソードを絡めたり、
さくらと家族の関係を描いたり、
とにかく内容が盛りだくさんで、しかもキャラが深まっていくので、
見れば見るほどこの作品が好きになっていく仕組みになっています。笑
クロウカードを集めながら、
物語や人物背景をきっちり深めていく。
そりゃ面白いわけです!
面白くて飽きない話ばかりなので、
46話という長さも全然苦になりませんでした。
● キャラクター
ストーリーも面白いですが、
そのストーリーを支えているのが、魅力的なキャラクター達。
そして今でこそ肯定的に受け取られるようになってきたものの、
当時はまだ理解が浅いと思われる設定もさらっと取り入れられています。
大好きなキャラがたくさんです♪
その中でも印象が強い3人をピックアップ☆笑
【 さくら 】
この作品の主人公であり、
伝説的なキャラクターですね。
なんといっても、かわいい!!
女の子から見ても、
さくらはかわいさMAXの存在でした。
制服の白いひだスカートにも憧れたし、
一部分だけ伸びているあの髪型もずっと見ていられるかわいさだし、
普通ならあり得ないと思うはずのローラーブレード通学にも憧れたし、
高校生に恋するというのもなんか大人だったし。
「ほえ?」「はにゃーん♪」などの独特な話し方も、
さくらだからこそかわいい!
クロウカードを捕まえる時の知世(ともよ)作のコスチュームや、
さくらの私服も毎回違っていて、しかもどれもかわいい。
これらを着こなせるのもまた、
さくらの可愛さがあってこそ♪
【 李小狼(り しゃおらん) 】
クロウカードを集めるために香港からやって来た、
さくらのライバル。
カード集めのライバルであり、
恋のライバルでもあります。
恋のライバルといえば同性だというイメージを越え、
さらにかっこいいキャラで女性を喜ばせるんだから、
ほんとCLAMPは天才だと小狼の存在で確信。笑
小狼は基本クールだけど、
雪兎の前だと動揺しまくりだったり、たまにドジだったり、
そういうところがまたかわいいのよね♪
さりげない行動がかっこよかったり、
私も大好きなキャラです^^
従妹の苺鈴(メイリン)の存在だけは私の中で「うーん…」でしたが、
彼女はアニメ版だけに登場するオリジナルキャラなので、
そういう意味では、
原作の秀逸さがさらに浮彫となったと感じました。
【 桃矢(とうや) 】
さくらの兄です。
スポーツ万能でかっこよくて、モテモテの兄ですが、
さくらの前では意地悪ばかりで素直じゃない。
でも本当はさくらのことが大好きで、
いつも心配していたり、見守っていたり。
「あいつをいじめていいのは、俺だけだ。」は、
兄キャラ名言だと思っております(*´Д`)ハァハァ
完全なシスコンキャラですが、
そこがまたいいのよ(*´Д`)桃矢かっこいい
さくらの家族もまた、
憧れでした♪
桃矢のシスコン、小狼のBL、先生と生徒の恋、など…。
今の時代だからある程度の理解があるような設定も、
20年前の当時は衝撃的だったのでは?と思ったのですが、
どうだったのでしょう?
それらをさらっと自然に取り入れる感覚には脱帽です。
さらっと取り入れたからこそ、
新鮮で受け入れられやすい描写となったのかもしれません。
そんなところからも、
時代が流れても愛される理由が浮かんできます。
● 音楽
【 前半OP「Catch You Catch Me」/ グミ 】
【 後半OP「扉をあけて」/ ANZA 】
さくらの主題歌はどれも名曲ですが、
今回は前半OPが一番好きでした♪
元気なさくらちゃんにぴったりの一曲♪
後半OPは、
映像に登場するさくらが目を閉じてばかりで、
その印象が強いですw
確かにどのさくらもかわいいけども。笑
【 前半ED「Groovy!」/ 広瀬香美 】
【 後半ED「Honey」/ CHIHIRO 】
前半EDもまた名曲ですね。
ずっと飛び跳ねているケロちゃんは、
当時もインパクトありましたw
● まとめ
いいストーリーだった!さすが名作です♪
1話完結のカード集めもよかったけれど、
その1話1話の中で積み重ねられてきたキャラもまた良かったです。
クロウカードが解き放たれることによる“災い”も、
確かに地球がドッカンするより辛いことで、
{netabare} 一番好きという気持ちがなくなった {/netabare}そんな世界を考えさせられたことも、
私にとっては好きなポイントです。
さて、次の“さくらカード編”も引き続き楽しみたいと思います^^