プクミン さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とても面白かった!続編希望!!
異世界に四人の勇者が召喚され、それぞれ専用の武器がある。
剣、槍、弓、盾。
盾だけが武器としての性能を発揮していない上、不遇。
主人公は盾の勇者。
ちなみに、この勇者専用装備をしていると、他の武器は装備不可。
そして異世界に召喚された勇者達は、ゲームをプレイしている感じで、レベルとかステータスとかが見える。
この世界には、波と呼ばれる災厄があり、その波から世界を守るのが勇者の務め。
という設定。
ここまでだと、良くある『異世界もの』&『俺TUEEE系』とか、思うかも知れないけど、この作品は結構違います。
どこが違うかは1話を見てからのお楽しみという事で。
さてさて内容です。
{netabare}
盾の勇者である『岩谷 尚文』は、最初に仲間になった女『マイン』に裏切られ、更に罪を被される事になり人間不信に陥る。
そこで、裏切らない仲間として奴隷商人から獣人である『ラフタリア』を買い、自分の代わりに戦わせる。
だが彼女が嫌がる事は決して無理強いさせず、やがて二人に信頼関係が築かれる。
更に、どんな魔物が生まれるか分からない卵を奴隷商から買った結果、鳥型の魔物が生まれる。
名前はフィーロで人型にも変身可能。
これがかなり強い!
こうして、やっと尚文は仲間に恵まれ、まともに戦う事も出来るようになるが、盾を嫌う国王とその娘のマインが何度も邪魔をしてきたり、他の3勇者が目先の事しか考えず行動し、厄介ごとが増えたりと、尚文の苦労は絶えない。
それでも努力と工夫によって、レベルこと他の勇者に劣るが、実力では他3人より上回る力を得て、更に今までの怒りや憎しみという負の感情によって、自我を失ったり自身にダメージを負う形で盾を強化する事も出来るようになる。
{/netabare}
物語は戦いがメインであると同時に、困っている人達を尚文が助けたり、事件に巻き込まれたりする訳だが、これらの内容が毎回違う展開で、見てて飽きません。
しかも盾が武器である尚文は、仲間の力に頼らなくてはならないという点から、戦い方を工夫しないといけない為、バトルシーンも楽しいです。
内容としては文句ないんですけど、未解決な問題が多いまま終わってしまったので、続編希望。
【未解決&謎】
{netabare}
・槍、剣、弓の勇者が全く以って使えない
・波が何なのか結局分からない
・異世界から来た勇者とこの世界の関係性が分からない
・技を使う時にSPを消費するらしいけど、SPに関しての話がほぼ無い
・なぜ盾の勇者だけ国王やマインが嫌っていたのか不明
・獣人はレベルが上がると、体も成長する設定らしいが、ラフタリアが成長した時、衣服は一体どうしたのかっ!!だって、尚文はラフタリアが成長した事に気付いてなかったよっ!!
{/netabare}
と、気になる点がまだまだたくさんあり、楽しみもたくさん。
多くの人にオススメ出来る作品だと思っています。