たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
女性が描く「女体」が一番イヤらしい
お気づきの方は多いかもしれないが、一般に言う「萌え」アニメのアニメーターは基本的に女性が多い。
アニメ会社に行くとわかるが、大半は女性のアニメーターであり、最近はロボットアニメやハリウッドアクション大作のようなアニメが少ないので、男性アニメーターの仕事が少なくなっている。
キャラクタービジネスも圧倒的に女性に向けて作っていることのほうが大きいので、シェアの7割くらいは女性向けだから尚更である。
「らんま1/2」は高橋留美子の作品の中でもとりわけ女性ファンが多い作品であり、美少女が出てくるのだが、嫌味なく女性でも受け入れ易いキャラクターとして可愛らしく描かれていることが最大の特徴だろう。基本、男ではこのようなキャラクターは出てこない。
「うる星やつら」も男女問わず人気なのだが、実は「めぞん一刻」のファンは圧倒的に男性ファンが多いらしく、未亡人の音無響子というキャラクターは男性には非常に「そそられる」キャラクターみたいだが、女性からしてみればめんどくさい女像No.1なんだという。
まあ、実際にもずっと死んだ夫のことを考えていたり、五代のことが好きなのに一切のアプローチもしない女性にリアリティはないわけだから当然だが、そう考えてみると女性の好き嫌いというのは良くも悪くもはっきりしている。
今の萌え系アニメの原型は基本的にはこのアニメが築いたんだろうと思う。
アニメーション技術的にはさほど高くないです。原作は面白いですけどね。