鰺鱒 さんの感想・評価
1.2
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
ここ(あにこれ)で評価すべきものではないと思うが、「成否」は気になる。
一話途中で耐え切れずに断念。
アニメを見たいという視点からすると、そもそもアニメではない。
そのうえ、映像コンテンツとしても観るのがつらい点が多い。完成されたコンテンツとして、いまの時代に出して良い質のCGとは思えないのだが・・・
とくに、人物が大写しになった際の画面の揺れ(正しくは、CGにおけるカメラの揺れ)が耐え難い。僕個人としては二度と見ないし、誰にお勧めもしません。
ただ、世の中全般としてこのコンテンツが受け入れられたのか、端的に言えば、製作サイドが十分に元を取り、利益が上がり、次を考えるに足りるだけの各種数字が取れたのかどうかは気になります。
下衆の勘繰りですが、テレビ(を含む、映像コンテンツ業界)サイドとしてはどこかの時点で試しておきたかったコンテンツだったのだろうと思う。テレビから視聴者を奪い取っている相手はネットとゲーム(特に若年層)。そのネットにおいて一角を担うVTuberをテレビ側が取り込むことができるのであれば、テレビが奪われたユーザの余剰時間を再びテレビが取り戻すことができるかもしれない。もしくは、これまでまったくテレビに依存していなかった層を新たに取り込めるか、あるいは、「ネットとテレビの新しい融合」のようなものができるかもしれない。しかも、半UGCでやればお安く手頃だし、再生産も無限にできる。。。的な目論見がありはしなかったか(現場に落とす段階で相当ひどいことになってしまったように見受けられますがね)。
仮にそのようなことになっても、なんら不思議はないと思うところもある。余剰時間を取り合われる「ユーザ層」に僕が含まれていないというだけであって、余剰時間をとってくる先はもっとたくさんある。その開拓は、果たして成功したのか、あるいは、するのか、それが気になる。