たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
星に願いを
手塚治虫の「鉄腕アトム」はディズニーのピノキオを観て、思いついたと言われるが、今年からディズニーは本格的に自社アニメの実写化を増やしていくらしく今年だけでも「ダンボ」「ライオンキング」「アラジン」と実写化し、来年には「ピノキオ」や「ジャングルクルーズ」も実写化するそうである。
今年のアカデミー賞作品賞の「グリーンブック」は黒人と白人の和解の映画らしいが、アメリカの政治が非常に保守的なのに対して、映画業界は非常にリベラルな傾向が強く出て政治に真っ向勝負を挑んでいるのがすごい。監督賞はメキシコ人のアルフォンソキュアロンだし、黒人だけのスーパーヒーロー映画の「ブラックパンサー」はスーパーヒーロー映画としては3部門受賞と過去最多らしい。(2位はバットマンの「ダークナイト」)
日本のアニメの実写化もこれから増えていくらしく、今年は「銃夢」だけではなく、「ポケモン」や「ゴジラ」「君の名は」、「ガンダム」「カウボーイビバップ」に「NARUTO」「ブリーチ」とハリウッドは非常にリベラル体制に移行している。
オタクにとっては、そんな夢のような時代が訪れた訳だが、この「ピノキオ」の「星に願いを」を聞いていると、西洋人の人たちが基本的に持つ非常に寛容で建設的な古き良きアメリカのキリスト教的発想が、そういった偏見をとっぱらって世界的なエンターテイメントの中心に君臨するのかもしれない。
「星に願いを」、人が夢見る出来事はいつかきっと叶うのかもしれないです。