うにおいくら さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
更に残念な要素が追加
物語は国際ショパンコンクールに舞台が移る。
1クール目で「原作を読んだ人には端折り過ぎで残念かも?」と書いたが、2クール目では「映像の完成度を期待する人には更に残念かも?」と付け加えなければならない。
1クール目ではピアノの演奏シーンはそこだけCGで違和感を感じる時もあったが、それを差し引いても演奏時の緊張感とか臨場感を味わう事が出来た。
しかし、今回はそれが全くない。
演奏シーンはストップモーションでごまかされている。
その単調な絵面を補うためか、訳の分からんほこりかオープか何やら得体のせいれないものが演奏中に画面いっぱいに舞う事が多くなった。
どうせなら居直って「ベルばら」のように花満開にでもすれば違う意味で笑いでも取れたかもしれない。
「のだめカンタービレ」でもこれほど酷くは無かった。「のだめ」にしても2007年のアニメで今と比べるまでもない。その上2・3クール目はCGも導入されて演奏シーンも格段と臨場感も増した。
平成も終わろうかというこの時代に今更ストップモーションもないだろう?。
これも親会社がアニメとは門外漢の建築業を主体とする木下グループが親会社となった影響か? と邪推したくなるようなレベルだ。
天下のNHKがお金を出しているんだから予算的に厳しい事はないだろうと思われるが……。
今の楽しみは一ノ瀬海のピアノを誰が弾いているのか? という事だけだ。
ランラン、辻井伸行、横山幸雄、反田恭平の二役説……とかあるが、どうなんだろう? 天下のNHKの事だから制作費に糸目はつけずに曲ごとに演奏者を替えるという事も考えられる。
ピアノ演奏だけは文句なく素晴らしいと言える。
ま、ここに予算を使い過ぎて演奏シーンまで手が回らなかったというのであれば、納得できない事もないが、高い受信料を毎月徴収しておきながらその言い訳は聞きたくない……とオジサンは思うのであった。