プクミン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
有名なひぐらし
原作も知らず、初見の人は「何これ?ホラー?」と思う人も多いでしょう。
実際はそれだけでは無く、愛と友情と希望と熱血と、みんなの力を合わせ奇跡を起こそう!運命を乗り越えよう!!
という熱い話です。
簡単に舞台の説明から。
昭和58年、人口2000人に満たない村が舞台となります。
主人公は、都会から引っ越して来た前原圭一という中学2年生。
次に内容を軽く説明。
田舎なので、1つのクラスに生徒が全員集まっており、中学生男子は、この主人公のみとなります。
更に部活というのもあり、その部活メンバーは、主人公の他には女の子4名(小学生2名含む)というプチハーレム。
人間関係。
小さな村の為、よそ者が来たら直ぐに見た事の無い顔という事で分かる上、同じ村人なら厚く歓迎。
物語の中心となるのは、毎年行われる村の祭り『綿流し』に、死者が出るという話。
そして今年はその5年目。
以下、ネタバレ。
{netabare}
村に来たばかりの圭一は、この村でバラバラ殺人事件があった事を偶然知る。
そして通りかかったフリーのカメラマン(富竹)から「嫌な事件だったね。腕が一本まだ見つかってないんだってね」と、物騒な話を知る。
それが本当かどうか確かめる為に部長(魅音)に聞くも「事件なんて無かった」と否定される。
圭一は、村が何か隠していると思い不信感を持ち、最後は魅音やレナを信じれなくなり、発狂するようになって二人を金属バットで撲殺。
その後、誰かが自分の後を追って来る足音が聞こえる事を警察に伝え、公衆電話の中で死亡。
ここまで見た人は、訳分からないだろうけど、また別の世界(時間が戻る)では、少しの変化から未来が少し変わり、今度は魅音がおかしくなる。
実は魅音には双子の妹がいて、そして部活仲間の沙都子の兄、悟史がいなくなったのは沙都子のせいだと思いながら、刺殺。
その他、妹の詩音も井戸から落として殺害。原因となった魅音の婆さんも殺害。
最後には自分が建物から落下して死亡するが、死亡したのは詩音となっている。
その話を聞いた圭一は、一体どうなっているのかと疑問に思いながら終わる。
再び時間が戻り、謎が深まったところで、今度は入江という医者が登場。
次は沙都子の叔父が戻って来るという話になり、沙都子が虐待を受ける事になる。
それを知り駆け付けた圭一が、叔父を殺そうと試み、綿流しの夜、撲殺して死体を埋める。
しかし学校に行くと、魅音達は圭一と一緒に祭りを楽しんだと言い出す。
叔父を殺したはずなのに、どうなっているのか気になり、再び沙都子のいる家へ行くと、沙都子は虐待を受けている事を訴える。しかし叔父の姿は見えない。
沙都子を救出した後、神社へ行くと、裸になって腹を切り裂かれ内蔵をカラスに食われている梨花の姿があり、たまたま叔父を殺そうとしていた圭一の持っていた刃物が、沙都子には梨花殺しの犯人に見えたらしい。
吊り橋から落ちる瞬間、圭一はこの村を呪い、全員死ねばいいと考えた。落下地点が良かった為か、一命をとりとめた圭一が目にしたのは、村の全員が死に、運ばれている状況だった。
このように、謎が謎を呼び、加害者も被害者もまるで一致しない、考察・推理要素が多い作品。
{/netabare}
ホラー要素があっても問題ないよ、血が飛び散っても問題ないよ、虐殺シーンがあっても問題ないよ。
という方には、楽しめるアニメではないでしょうか?
日常パートはほのぼのとして、ギャグシーンも多く、そういう部分も楽しめると思います。