えりりん908 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
It's very Old-fashioned!
私のような若輩者でさえお名前を知っている、
SFマンガの巨匠 石ノ森章太郎さんの有名な作品を、
現在(2012年頃?)に甦らせた3DCG映画。
神山健治監督の意欲作、なんでしょうか?
攻毅機動隊SAC、カッコよかったし、
世界観に痺れたんで、期待してたんですけど、
これは、正直、ちょっと厳しかったかな。
攻毅のときには、「笑い男」っていう、
スゴく冴えたカリスマが登場して、
それを追う公安9課もみんな格好よかったんだけど、
009に出てくる「彼の声」にも「天使の化石」にも、
そういうカリスマ性は感じられなかったし、
何よりもサイボーグ戦士が何と戦ってるのか、
最後までわかりませんでした。
そして、
メインキャラクターであるサイボーグ戦士たち。
多分、昔から009を好きだった方は、
全然違う感想を持たれると思うんですけど、
00ナンバーサイボーグみんなのスペックが
もう現代には合わないんじゃないかって思います。
001の超能力と009の加速装置だけは今でも規格外だとは思いますし、
002の飛行能力もなかなか絵になるんだけど、
それ以外は・・・
剛力で堅牢って強化外骨毅でできちゃうし、
透明化なら光学迷彩があるし、
探索能力なんかすでにインターネットとイージスシステムが実用化されてるし、
何でしょう、火を噴く超能力?!って(笑)
単なるリブートでは、
懐古趣味のためだけのものにしかならないって、
見て実感しちやいました。