ニワカオヤジ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
80年代に放映されれば天下取れた
【全体を通して】
主人公が見た目や性格に反して圧倒的に強くて、敵キャラは勿体振って強そうな感じアピールする割にすぐやられて、その一部が仲間になる、という、基本的にワンパンマンと全く同じ展開でした。
他の方のレビューにもある通り、最初は話があまり進まず、断念しかけました。
後半はまあ色々な展開があり、盛り上がって行きますが、それにしてもやはり進行が遅かったです。正直なところ、3分の1にまとめても充分だった気がします。
【100】
モブサイコ100の「100」ですが、モブの{netabare} ストレスを数値化してるんだろうけど、単位が無く、視聴者からはいつ100になるのか予想がつきにくく、結局は作者の都合の良いところで満点になって暴走するだけなので、不要だと思います。カウンターが表示されるのも大体は100の目前になってからだし、せめて10段階にしたら良かったのに。
モブサイコ10。かっこ悪いか?{/netabare}
【主人公】
モブの優しいところは好感が持てますが、思考があまりにも迂遠かつ優柔不断で、イライラしました。サイタマくらい性格が悪い方が良いかな? でもそうなるとワンパンマンそのものか・・・
【作画】
原作者の本当にヘタな絵を、アニメーターがヘタウマに再現していますが、モブの弟の律が、モブよりもほんのちょっと黒目が大きくて髪型が違うだけなのに、ちゃんと格好良く見えるのはすごい表現力ですね。髪の色だけ違う判子絵アニメに慣れているだけに、余計に上手さが際立っているように感じました。
【戦闘シーン】
映像的には迫力があるんだけど、基本は超能力で吹っ飛ばしたと思ったら逆転して吹っ飛ばされて、また逆転して吹っ飛ばす、のくり返しで、すぐ飽きました。
超能力に個性というか能力がありますが、結局は吹っ飛ばすか、建物が倒壊して決着が付くので能力に意味なし。ジョジョやH×Hのような能力バトルが主流の今、これが評価されるとは思い難いです。
叫ぶ技名が違うだけで基本拳を突き上げて敵がドーンと飛んでいく聖闘士星矢の時代なら絶賛されてたかもw