ちあき さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ターゲットは中高生
予備知識なしで見ました。
本作は、告白実行委員会シリーズの一作目。
実は一番最初に観たのは、本作ではなくて、三作目の「いつだって僕らの恋は10センチだった。」でした。三作目だけ視聴して満足していたのですが、本作の存在を教えてもらい視聴しました。
おそらく、一番最初に本作を観ていたら……、後の二作品はスルーしていたかもしれません。たぶんそれは歳のせい……。
中高生には大ヒットしたらしいです。2016年公開時も中高生に特化した宣伝をしたようで、むしろ、その戦略は見事だなと感心しました。本作のターゲットは完璧に中高生。作品を観た後、そういわれると納得します。
もうひとつの興味を引いたのは、HoneyWorksが元々ニコニコ動画やYoutubeなどで、ボーカロイド曲×動画イラストを投稿したものが原作になっていること。それらの楽曲を基にアニメが制作されました。
私達が中高生だった時に流行っていた曲の歌詞を改めて見返すと、かなり歯の浮くような、小っ恥ずかしい詞が並んでいます。多感な中高生にとってはそれはとても刺激的で心訴えかけるものなのでしょうが、心すり減ってきた中高年(?)にとっては何ともムズかゆくなってしまう印象を受けてしまうのかもしれません。
そのような楽曲をアニメ化したものとして本作観ると、だいぶ見方が変わると思います。
上記の理由から、中高生以外の方が視聴するのであれば、三作目の「いつだって僕らの恋は10センチだった。」から視聴して、一作目(本作)と二作目はサブストーリ―として観たほうが、ストーリーもわかりやすく受け入れやすいと思いました。