退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もったいない作品のひとつ
途中からずっと劣化版寄生獣をみているような気分でした。
テーマも設定もまったく異なるのに不思議でした。
もう佐河なんて後藤さんにしか見えなくて…。
すみません感想書きます。
設定はとても良かったと思います。
止まった世界でアングルが変わっていく描写なんかも撃たれた銃弾をまわりこんでつかむような…みたいで好きでした。
テンポがよく、分かりにくい世界設定が少しずつ明らかになっていくので絶えず新情報が与えられ、退屈しません。
こんなに良作なのでもっと引き込んで欲しかったです。
思うに、キャラに奥行きが足りないです。
一人一人のキャラは濃いのですが、もっと人間臭さや人間としての成長、壮大な思想などなど、心をわしづかみにする何かが欲しかったです。
宗教団体の弱すぎる結束、主人公の母性、カヌリニやタマワニの存在意義、佐河の過去など、描き切れていない部分が多いですね。
主人公はメンタルが強すぎるんですよね。
寄生獣の作者がおっしゃっていました。
主人公はちょっと抜けている…端的に言うとバカくらいでちょうどよいと。
父みたいなのを主人公にした方が面白かったかもしれません。
ラストはこの作品だとあれしかないですね。
期待を裏切られることなく、とてもよくまとまっているのだけれど少し物足りなさを残して終わりました。