ミュラー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もう少し早く見たら2018年ベスト10に入れたのに
見終わったときに卑怯だっ、と思ってしまった。最後の泣かせる演出で涙ボロボロだよ。
そんなあざとい演出だったとはいえ、この作品の評価が落ちるわけではありません。それまでに綴られた物語が素晴らしく、誰にでもオススメできる、見てよかったと思える、すばらしい作品でした。
あらすじ等はここで書くつもりはありません。主人公マキアとエリアルの親子愛が素晴らしかったです。子持ちの方がどれくらいこの作品を見たのか分かりませんが、マキアとエリアルに恋愛感情はありえません。子供に対する無償の愛情は、本当に子供を持った人ならすんなりわかるものなんですよ。だからこそ最後の別れのシーンが生きてくる。異世界の物語として描かれていますが、ここで描いている親子愛というものは、本当にどこにでもあるもので、だからこそ普遍的で大事なものなんだというのを再認識させられます。
誰しも絆を持って生きています。作品の冒頭で、イオルフ一族は他の世界と交流を持ってはいけないという話があり、ずっと違和感を感じながら見てましたが、作品の最後にはマキアが打ち破ってみせました。それでこそ主人公!
Good Jobでした。