やまげん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
元弓道部
学生時代の3年間、弓道部だった。大会直前しか部活に行かなかったが、個人戦で一番良い成績を出すという嫌な平部員だった。
武道がテーマの作品というのはスポーツをテーマにした作品より少ないが、なかでも弓道がテーマの作品がないのは当然だと思っていた。
なぜなら、弓道は、空手や剣道、合気道などと違って、○○投げとかの「技」がない。
また、自分が部活動でやっていたときは、試合で的に当たったときでも、掛け声をかけることは禁止されていた(1回か2回、拍手をして終わりだった)。
だから試合のときですら、ものすごく静かだった。
さらに、弓道は相手と直接組み合ったりするのではなく、的中数で勝負する。
上記のことから、弓道をテーマにした作品は絵柄が地味で、アニメに向かないと思っていた。射るときの姿は美しいとは思うが(あと女子の袴姿)。
とはいえ、元弓道部として、弓道をテーマにした作品を見ないわけにはいかないと思い視聴開始。
物語では、弓道を通した友情が物語のメインになっているようで、方向性はよかったと思う。ただ、その描き方は女の人が考えた男の友情だなーという感じがしたし、ストーリーそのものはそれほど面白くなかった。
{netabare} 湊が早気に苦しんでいたが、自分は早気になったことはないし、他の人がなったというのを見聞きしたこともない。というか、早気という単語自体初めて聞いた。これは相当マイナーな症状なのではなかろうか。
あと、射法八節の説明くらいはしてもよかったと思う。{/netabare}
でも、射るときの姿の美しさは作品を通して伝わったと思うし、マイナーな弓道を作品にしてくれて、感謝!