dbman さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
面白い!としか言えないほど面白い
メディアミックス作品/放送期間:2014年4月-6月/第2期:全13話/アニメーション制作:サンライズ
第一期同様に、全13話をぶっ続けで一気に観切ってしまうほどに楽しませてもらいました。
第一期も面白かったけれど、こちらの第二期、特に終盤は涙なしには観られないエピソードが続いたりと、ほんの少しこちらの方が全体的な面白さで勝っていたように思います。結局のところ併せて全26話、すべて面白かったけれどw
作画の面では心なしか、前作に比べてキャラデザが少し幼くなった印象。また第一期と第二期とで1年以上の間隔が空いていることもあるからなのか、若干だけど数人の声が変わっていた印象。相変わらず真姫役のPileさんはブレていなかったけれどw 棒読み気味ながら特徴的な声や演技は妙にクセになる魅力があります。
感心させられた点のひとつとして、作中での衣装。LIVE時や練習時などの衣装だけでもバラエティに富んでいるのに、ただの私服もほぼ毎回違っており、9人それぞれの個性に合わせたものとなっていたりと、かなり凝っていたように思い、その点でも楽しませようとしてくれる拘りを感じました。ちなみに花陽ちゃんはやっぱ眼鏡があった方が可愛い。
物語中盤までは、前作でスポットが控えめだったメンバーのエピソードだけでなく、にこちゃん姉妹によるエピソード、ハロウィン回など、楽しいエピソード目白押しで大いに笑わせてもらいました。凛ちゃんの真姫なりきり「ナニソレイミワカンナイ」は卑怯w
ちなみにリスアニTVというアニソン情報番組で、Pileさん自らが自身の棒読みセリフ「ナニソレイミワカンナイ」をネタにしておりました。やはりネット上では、棒演技がかなりディスられるなど話題となっていたようで、それを受け入れるメンタルや器の大きさ、高感度爆上げするしかありまてん。しっかし、ほぼ鉄板で笑ってしまう“にっこにこにー♪”。あんなにもキャッチーで面白いネタが、当時のアニメ流行語大賞に選出されていないなんて不可解だ。
そして上記でも少し触れたけれど、終盤でのエピソードがかなりやばかった。{netabare}特に海と駅ホームでのシーンは、感動的な展開になると分かっていただけに絶対泣かねえ! と頑張ってはみたものの、にこちゃんの涙ドバーーーーーーーーーで、俺も涙ドバーーーーーーーーーーーーー! あんなん泣いてまうわ! もらい泣き展開はあまり好きくないけど、まあ制作側の思惑どおりに感涙してしまいました。
また最終話の卒業式も同様に。穂乃果の歌から紡いで歌いだす海未、ことりのシーンで、ぶるぶる。演出も良かったけれど、ここでの曲「愛してるばんざーい!(Piano Mix)」が良すぎて相乗効果はばつぐんだ!
そして、ラストを締めくくった穂乃果のアホっぽい(褒め言葉)行進からはじまるミュージカル調なLIVEシーン。こちらの曲「Happy maker!」も一発で好きになってしまうほど素敵な一曲で、アニメーションもOPアニメとは逆方向から顔出す“ドアップことり”など楽しませてくれた要素が沢山ありすぎてとても綴りきれないほど素晴らしいものでした。{/netabare}
ちょっと、書きたいことが多すぎて困ってしまうほどに面白かった『ラブライブ!』。ラブライバーと名付けられるほど熱狂的なファンが生み出されたのも大いに納得。いまさらでも視聴してよかったと心底思える一作となりました。
なお、この無印に比べると続編『ラブライブ! サンシャイン!!』の評価は芳しくないようですが、無印が面白すぎたのでそれも仕方なさそう。出来るだけハードル低めにサンシャインの方も視聴したいと思います。
▼キャスト
高坂穂乃果:新田恵海
絢瀬絵里:南條愛乃
南ことり:内田彩
園田海未:三森すずこ
星空凛:飯田里穂
西木野真姫:Pile
東條希:楠田亜衣奈
小泉花陽:久保ユリカ
矢澤にこ:徳井青空
ことりの母/理事長:日高のり子
高坂雪穂:東山奈央
絢瀬亜里沙:佐倉綾音