プラ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
初見の感想。
序の続編。だんだんと物語の核心へと近づいていく。
シリーズ二作目 破 では、終始シンジを中心にストーリーが進んでいく。そして、序 とは違って、「大事件」が度重なって起こる。現れるごとに脅威が増していく新しい使徒たちがついに地下を突破したシーン、仲間を殲滅する選択を迫られる場面、シンジが人間を辞めたラスト。内容が盛りだくさんで、画面にくぎ付けになっていた。
破 で最も印象に残ったのは「使徒とエヴァの関係」についてである。使徒がエヴァを乗っ取ったり、エヴァがリミッターを解除することで使徒と同等の強さを得たり、エヴァと融合したり。おそらく、「エヴァ=使徒」なのだろう。エヴァと使徒の違う点は、「魂」であると推測する。使徒には意思があるが、人類を敵とみなして攻撃するだけの獣に近い存在。対して、エヴァは人間が搭乗することによって、その力を発揮する。使徒自体は生態系的には人類よりも上に存在するが、人類は使徒と融合することで使徒の上位互換であるエヴァになれるのだ(ややこしい!!)。
そして、ラストシーン。使徒を殲滅させるには、自らが使徒となるしかないのである。なんとも皮肉である。そして、エヴァはやはり使徒だったのである。使徒の驚異的なパワーと、シンジの確固たる強い意志が融合した結果、いよいよ地球人類滅亡へのカウントダウンが始まるのであった。
・・・と思った矢先である。もはや人間を辞めて使徒になったシンジを一撃で仕留めた者が現れた。彼はいったい何者なのか。見た目は人間だが、その実態はなんなのだろうか。気になって仕方がない。