ヘラチオ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
電光超人グリッドマンリスペクト
TRIGGER制作
電光超人グリッドマンという1993年から1994年まで放送された特撮作品を原作として制作されたアニメである。グリッドマンのことなんてこの作品を見るまでは知らなかった。作中で原作の主題歌が使われたり、造形が特に最終話ではほぼ同じだったり、設定の大筋が同じようだったりととにかく原作への愛とリスペクト溢れる作品のようである。
ほとんどの回で、{netabare}アカネが怪獣を作ってアレクシス・ケリヴが具現化し、気に入らない人間を消して、街を作り変えようとするのを阻止するために裕太がグリッドマンに変身し、時にはサムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィットと合体して倒すというもの。アンチという少年の姿をした怪獣と戦うことも。アンチは最後はグリッドナイトとして一緒に戦う。{/netabare}
それでも、話が進むにつれて{netabare}アカネが世界の神という表現が出て、頭の中に?が浮かびながら、見ていたわけだが、それはアカネ自体は現実世界に実在するわけだが、その他は架空だというわけである。原作同様コンピューターワールド説あり。怪獣の女の子が登場したあたりから謎が解けてくるような。アノシラスとか言うんだっけ?オリジナルでグリッドマンによって洗脳から解放してもらったから先代がお世話になったという発言。ここにも原作へのリスペクト。{/netabare}
最終話がこの作品において一番重要だったのかなと個人的には感じている。{netabare}アンチがアカネを物理的に助け、グリッドマンが心を癒す。こうして虚構の世界を救う。SSSSの意味もSpecial Signature to Save a Soulということも明かされる。街の人間はみんなアカネを好きになるようにできていたのに、自分ではコントロールできない部分があったようで裕太だけ、六花のことを好きになるように作られた。そこにグリッドマンが宿ったわけだが、記憶がなかったのはグリッドマンが裕太の人格になりきってしまっていたからだった。あとは、六花がアカネに対して、ずっと一緒にいたい。この願いがずっと叶いませんように。と言ったのは印象的だった。{/netabare}
最終話の最後の最後で{netabare}まさかの実写。アカネが目覚めて現実世界に戻ってきた。黒髪長髪の女性だったから宝多六花かとも思ったけど、話の流れ的にはアカネであろう。サブタイトルの覚醒はグリッドマンの覚醒というよりはアカネの覚醒のことっぽい。{/netabare}
宝多六花は体型がアニメでありがちな巨乳でスタイル抜群というわけではなく、太もも太め、胸少し控えめな言わば、表現としては良くなさそうだが、よくいそうな女子高生。演じる宮本侑芽の声も等身大の女子高生という感じが出ている気がする。対して、新条アカネはアニメでよく見られるスタイル抜群な女性。{netabare}関係ないけど、裕太を刺したシーンにはびっくりした。{/netabare}演じる上田麗奈も不安定な何を考えて急に何をするのか分からない雰囲気を上手に演じていたと感じた。ちなみに自分は六花派であります。
総括として、面白いとは感じたけれども、原作を知っていればもう少し楽しめたかなと。なんか惜しい感じがした。六花の母役で新谷真弓が演じていたのは嬉しかった。
OP
UNION 歌 OxT
歌詞がヒーローものにぴったりだった。
ED
youthful beautiful 歌 内田真礼
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた
1. 覚・醒
ある日、目覚めた裕太は記憶喪失になっていた。鏡で自分の顔を見ても自分が何者か思い出せず混乱する。そこへ裕太を呼ぶ声が響き、導かれるまま声の方へ進んでいくと年季の入った古いパソコンが語りかけてきた。そのジャンク品の画面が輝き、声の主が現れる。それはハイパーワールドから使命を帯びてやってきたハイパーエージェント、グリッドマン!
2. 修・復
怪獣に壊された街や昨夜の出来事はニュースにもなっておらず、裕太たち以外はまるでリセットされたような状況になっていた。放課後、謎を探るため再びグリッドマンの元へ訪れる裕太たち。使命を果たせと語りかけるグリッドマンの言葉を聞き、裕太たちは昨夜の出来事で何が変わったのかを調べ始めた。
3. 敗・北
憂鬱な雨の日、1時間目をサボった六花は公園で1人の少年と出会う。いくつか言葉を交わすが少年は何処かへ消えてしまう。その頃、裕太に怪獣の正体について話す内海は1つの恐れを指摘する。そこへ突然怪獣が現れる。グリッドマンに変身した裕太は、言葉を話すその怪獣を前にして動きを止めてしまう。
4. 疑・心
なみことはっすの軽はずみな行動がきっかけで、何故か男子大学生たちと遊ぶ約束を交わしてしまった六花とアカネ。それを知った裕太と内海は焦燥に駆り立てられ、六花たちを尾行する。年上の男たちに向けられる六花の笑顔に言い表せない想いを抱く裕太。一方で、グリッドマンにも感知出来ない怪獣が暗躍を始めていた。
5. 挑・発
校外学習で街の外へ向かう裕太たち。記憶喪失の裕太は初めてのことばかりで浮かれていた。山間の河原でクラスメイトたちとラフティングを楽しむ裕太に近づくアカネ。始めてアカネの意外な面を知る裕太。そして山に現れる最大級の怪獣。しかしジャンクショップまで戻らなければ、裕太はグリッドマンに合体出来ない。初の変身不能の事態となる。
6. 接・触
アカネの質問に違和感を覚えた裕太は、六花や内海に相談しようとするがタイミングが合わずに1人で抱え込んでしまった。そんな裕太の前に怪しげな少女が現れる。その少女と初めて出会った気がしない裕太は、自分の記憶に関わる人物ではないかと言葉を交わす。少女に連れ回される中で乗り込んだ電車で、裕太はこの街の真実に近づいていく。
7. 策・略
この街の真実を知った裕太は、内海や六花に話をするが2人とも相手にされなかった。そこでアカネにも話しかけようとするが裕太は戸惑ってしまう。何とかアカネと会話をしていくうちに裕太の疑問は確信に変わっていく。そしてアカネは裕太に驚きの提案をする。その最中、街では巨大なUFOが浮かんでいた。
8. 対・立
ツツジ台高校では数年ぶりに学園祭が催されることになり、各所で準備が進められていた。アレクシスに利用されていると考えた裕太たちはアカネに対して説得を試みる。しかし、アカネは最強の怪獣を見せつけ裕太たちに対して宣戦布告をする。
9. 夢・想
街に現れた怪獣は何もしないまま、ただ浮いていた。アカネは自身が思い描く世界を取り戻すために裕太たちの時間に干渉する。グリッドマンと断絶した裕太たちは最大の危機を迎える。
10. 崩・壊
アカネが学校を休んだまま怪獣の現れない平穏な日々が続いていた。アカネが作った最後の怪獣はあっけなくグリッドマンに倒され、不気味に立ち尽くす。行き場を失い街を彷徨うアカネ。同じ頃、アンチも自分の行き場を失っていた。
11. 決・戦
街は天井に覆われ、いつもと違う朝を迎えていた。グリッドマンを失ったまま、街には大量の怪獣が発生し始める。アカネは静かに街を見下ろしていた。
12. 覚醒
1つになった裕太とグリッドマンは真の姿へと覚醒する。そして全員の心を繋げ、最後の戦いに挑む。