dbman さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こりゃ名作だ
原作:漫画/放送期間:2003年10月-2004年4月/全26話/アニメーション制作:サンライズ
初出:2019.01.21 ※誤字脱字を訂正
原作の漫画の方は連載当時に読んでいたけれど、そこそこ面白かったくらいの記憶しかなく、こちらのアニメ版がかなりの高評価を得ていることもあり、改めて視聴。
漫画は全4巻という短編ということもあったけれど、自身の記憶を疑ってしまうほどまるで内容を覚えておらず、一から存分に楽しむことが出来ました。
先日に視聴してレビューした『カレイドスター』もそうだったれど、この頃の名作といわれるアニメ作品は、退屈しがちなエピソードでも各話ごとの構成や演出がしっかりしており、飽きてしまうという点がありませんでした。
正直、物語の序盤は面白くもつまらなくもない普通といった印象を持ちながら視聴していたけれど、回を重ねるごとにハマっていき、結果全26話の物語を一日足らずで観きってしまった。
登場するキャラクターには特段派手なものはおらず、主人公・星野八郎太もどちらかといえば地味な者となっていながら、その人柄など不器用な生き様は人間っぽさを感じざるを得ず、とても魅力ある人物となっていました。
全26話あるので、脇役となっているキャラクターのエピソードも丁寧に掘り下げられていたりと、それぞれに見どころが設けられており、涙を誘うようなエピソードも。ちなみに男勝りの女性船長フィーさんがお気に入りで、嫌煙家からは不評そうな気もするけれど、彼女の魅力が存分に発揮された第12話が私的神回なエピソードとなりましたw
最終回は原作とは違うようですが、大団円といった感じでうまくまとまっていたように思います。2003年の作品ということで約15年前のアニメですが、お世辞抜きにまったく古臭さを感じることがなくまさに名作のひとつといって過言はないことと思われます。
また酒井ミキオさんが歌うエンディングテーマ『Wonderful Life』もとても素敵な曲で、この作品にピッタリ。ちなみにドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』の主題歌で、稲垣吾郎が「&G」名義で歌う同名曲『Wonderful Life』とその曲名だけでなく曲調も似ているなあと思って調べたら、発表時期が少し酒井さんの方が先となっており、吾郎ちゃんの曲の方が後出しでした。当時、ドラマ同様にこの吾郎ちゃんの曲が大好きだったこともあり、アニメ視聴中は酒井さんの曲の方をオマージュじゃね? なんて思ってしまい申し訳ないw
▼キャスト/ハチマキ:田中一成、タナベ:雪野五月、フィー:折笠愛、ユーリ:子安武人、課長:緒方愛香、ラビィ:後藤哲夫、エーデル:伊藤舞子、ドルフ:加門良、クレア:渡辺久美子、チェンシン:檜山修之、リュシー:倉田雅世、ギガルト:若本規夫、ノノ:こおろぎさとみ、ナレーション:小林恭治