へも さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
あれ? もう終わった?
原作未読。原作に忠実に作られてたのかもしれないけど、京アニ制作という色眼鏡からすれば大分いまいちな出来だったと思います。
まず、勝手に2クールアニメだと勘違いしてましたwww いや放送開始がずれこんでも特に問題ないふうだったし、お正月にも放送することで帳尻を合わせるのかな?とか思ってたんですけど。そもそも進行がゆっくり過ぎるので、急がずじっくり描いていくものと思ってました・・・
・キャラクターの深みが足らず、表面的なキャラ付けに見えました。
(すっごく偏見ですけど。。腐向けに静弥がヒロインポジかと思ってましたが、最終的に湊がヒロインポジで、静弥と愁で奪い合う三角関係でしたねww)
・みんな言ってますけど女子部員いらなかったんじゃないかなぁ・・・
・弓道じたいが、対戦相手もあるものの結局は自分との戦いであるという内省的な武道という認識です。それがそのまんま、この作品についての印象とダブります。(自分は剣道をやってたんですが、あれも内省は重要ですけど矢張り対戦相手との一本とったとられたの外向き勝負の面が強いです)
・最終話、そこまではギリギリの勝ちあがりだったのに桐先との決勝戦だけハイレベルになりすぎて、だいぶ醒めた目で見てしまいました。
桐先にも何か大きなトラブルが発生して(愁もスランプに陥るとか、ノリリンが電撃入籍とかw)決勝戦が両校ハズしまくりの泥沼戦であったほうが、逆に見ごたえがあったのではと思っちゃいます。
それでも創部1年目で初心者まで居る風舞が、層の厚い桐先に勝てる展開はナシでしょう。善戦のすえ敗退、だけど湊は理想のツルネに到達する・・・とかのほうが納得できます。
・よしんば決勝戦で桐先に勝つ展開に妥当性を与えるなら、それに見合うだけの激しい練習風景や部員それぞれが競技への熱意を見せる過程がなければオカシイです。
他作品と比べるのはアレですが、文化部部活モノである「ユーフォ」や「ちはや」のほうがよっぽど汗臭い努力を見せてくれてましたよ。その過程を見ているからこそのクライマックスのカタルシスにつながるのです。
期待が大きかっただけに残念、という感想です・・・