ももも さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゲームの出来の良さに釣られて再視聴
■1話時点。
飛行機、戦闘機に関する知識が何もなくても、凝ってるんだなと言うことがわかるディティールの細かさにちょっとワクワクしながら見てましたが…
ドッグファイトが始まり、「どっちが敵で味方だ?」なんて混乱しながら注視してるうちに、気がついたら酔ってました(´;ω;`)
古くはゲーム「真・三國無双」のステージ1で酔い、楽しみにしてたDQ8でも酔い、FF8でも酔い、酔ってもいいから遊びたい!と期待値MAXで買ったDQ11でもげろんげろんに酔って諦め。。
ゲームは半分諦めがついてますが、まさかアニメで酔う日がこようとは…3D酔い持ちって、近年のオタク趣味持ち?にとってはきつすぎる(´;ω;`)
■8話時点。
本作は近年たまにある「ソーシャルゲームとのメディアミックス展開」を行っています。
私はこのタイトルにそこまで思い入れは無かったのですが、たまたま遊んでみたらかなりの出来の良さで、見事にハマってしまいました。
内容はコトブキ飛行隊を始めとするパイロット(ガチャ産)を育成して、紫電や雷電などの戦闘機(ゲーム内で部品入手)をカスタマイズし、最適の組み合わせで戦闘力を高めながらイベントを進めていくシミュレーション要素が強いゲームになります。
アニメは最初の理由でしばらく放置していたのですが、ソーシャルゲームで釣られて視聴再開となり、メディアミックス展開のお手本のようなハマり方をしてしまいましたw
見直してわかったのですが、1話こそ戦闘機のディティールを全面に押し出した監督の趣味っぽいアニメになっていますが、それ以降は徐々にストーリーが展開し、キャラクタたちが相互に干渉していく、いい意味で見やすいアニメになっていきます。
ゲーム内ではコトブキ飛行隊はアニメまんまのストーリーを、時に紙芝居で、時にアニメーションで展開していくのですが、コトブキ飛行隊以外にも「ハルカゼ飛行隊」「怪盗団アカツキ」「ゲキテツ一家」「カナリア自警団」という全く別の飛行隊がおり、それぞれ別のストーリーが紙芝居で進みます。
今後YouTubeでコトブキ飛行隊が主人公の動画が公開予定だそうで、もっと人気があれば二期三期とできたんだろうなぁというのが複雑ではありますが…(´・ω・`)
ゲームとアニメを両方やると相互に楽しめるため、おすすめです。
評価は全話視聴後に改めて。
■10話
アクション、ストーリー、世界設定すべてが噛み合った素晴らしい話でした。
正直9話までは単体では「つまらなくはないアニメ」という印象でしたが、ここで本領発揮した感じがします。遅すぎ。
世界の謎が明かされ始め、過去エピソードと現在が繋がり、空戦に全く興味がなかった私でも「かっこええなー」と思ってしまうようなギミックを活かした戦闘シーンがありました。
これで評価一段上がったかも。
■11話
{netabare}イサオの悪役っぷりが突き抜けてます。{/netabare}
後半の盛り上がり方がすごいだけに、やっぱ言いたくなっちゃう、エンジンかかるの遅かったなぁ。
あまり注目されてないのが悔やまれてきます。
盛り上がりがネタバレと空戦アクションなので、人に伝えにくいってのもあるかもしれない。
1話のドッグファイトと、11話のそれは別物と言っていいと思います。
1話のは玄人向けっぽいと言わざるを得ないけど、後半の戦闘は誰でも楽しめるはず。
■12話
最終話。
総決算としてのキャラクタ同士の繋がりと、最後の見せ場たるアクションがたっぷり詰まっていました。
{netabare}サブじいはイサオに「落とされた」だけで生死は不明かと思ってましたが、キリエが見たのはタマシイ的なものだったのかなぁ。だとしたら亡くなってるんでしょうね。。
イサオは完全に続編意識した行方不明っぷりですね。{/netabare}
全体にストーリーとしてはシンプルで、キャラクタの掛け合いと変化、アクションのクオリティが素晴らしかった作品だと思います。
設定やストーリー上、伸ばそうと思えば伸ばせる枝がすごくたくさんある気がしますが、たぶんやらないんだろうなぁ。
あと特筆すべき点としては、脚本が地味に良かったです。
セリフで説明しすぎず芝居とストーリーで語っていて、最近の深夜アニメには珍しい?気がしました。
セリフだけ聞いてればわかる作品ではないです。音と絵と動き、全て合わせて作品を構成していた感じ。
たまに見たくなる作品かもしれない。