buon さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ババ萌え
主人公である美少女、月白瞳美(ヒトミ)が魔法使いの家系の魔法使えるっ子で
とあるときに色盲になってしまった。
それから何年か後、
高校2年生となったヒトミが花火の日におばあちゃんから魔法で
おばあちゃんが高校2年生の時代まで時間遡行させられてしまう。
タイムスリップした後に出会った人々はヒトミと同じ高校、しかし時代の異なる学生、写真・美術部の方々。
こう連ねるとなかなか盛り沢山だ。
おばあちゃんとヒトミの声がめっちゃええ。
主要人物は美男美女のみ、世間一般的には不細工なキャラはいない。
主題はヒトミの話なのだが、写真・美術部の方々もそれなりに話が上がったり下がったり。
細かい話はすっ飛ばすが、
おばあちゃん、
タイムトリップした後の時代の高校2年生、月白琥珀(コハク)がかわええ。
優秀な魔法使いであり破壊の魔女である。
この世界では魔法は存在してそれなりに受け入れられており、
コハクが魔法の海外留学をしているときにヒトミがやって来た(飛ばされた)。
{netabare}向上心と行動力を兼ね備え、前向きで元気、黒髪でポニーテール、
時々ボカンとやらかしたり、あっけらかんとしているが
ヒトミのことを一番案じている。{/netabare}
強くて元気で明るくて優しい、正統派主人公だ。
しかし悲しいながら、ヒトミはコハクの孫だ、コハクの孫なのだよ。
コハクはヒトミのおばあちゃん、祖母なのだよ。
さて物語に戻る。
ヒトミが色盲になったことと繋がるが彼女は
引っ込み思案・人見知り・自信なし・魔法苦手で嫌い・友達0・好きなことなし・多分趣味なしで得意なことなし、
と魔法以外は日陰者フル装備だ。
月と太陽を揃えたもんだ。
思春期の学生が揃えば色々色恋もありますな。
それを1クールの内にそれなりにまとめている。
ただ、魔法でタイムワープしてきたのに
その魔法についてよく知らないから、それであたふたする。
不完全燃焼にも見えなくもないが、
これ以上話を広げても別れは避けられない。
ヒトミが自分の時代に戻ることが決まっているのだから、{netabare}
彼女の、彼女との恋も広げられない。
「彼女は自分の時代に戻らずに~」みたいなゲーム展開をする様な作品なら別だが、
時間と関係に制限を設けられている以上{/netabare}どうにもならないことが多過ぎる。
色使いや作画は凄く丁寧でキレイだ。
それは作品評価の一つとして優れてはいるのだが、
それだけでは優れた作品にはならない。
もし、この色や作画や音楽、それがもたらす雰囲気を作りたかったのであれば、
成功と呼べるだろう。
・・・コハクかわええ